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    L&G事件ー使っても減らないお金「円天」詐欺

    健康商品販売会社エルアンドジー社が「使っても減らないお金」と称して、疑似通貨「円天」を発行し、資金集めを行っていた事件です。被害総額は1260億円とも2260億円ともいわれ、被害者は3万7千人を超えています。 円天は当時話題になっていた地域通貨に着想を得たといわれています。 会長の波和二は、過去に携わったマルチ商法の仲間をL&G役員に多数登用。「リッチランド」や「経済革命倶楽部」による詐欺事件で逮捕されたメンバーも一時期、経営に参画して資金集めのノウハウを研鑽したということです。

    近未来通信事件(2007年)

    今回は、近未来通信事件はどんな手口で人々を騙したのか、被害者はどうなったのかについて解説していきます。

    財宝を積んだ沈没船引き上げ詐欺ーリッチランド事件(2007年)

    健康食品会社が「財宝を積んだ沈没船を引き揚げる」などといった架空の投資話で金を集めたマルチ商法事件です。540億円以上の資金を集め、被害者は1万3千人を超えました。

    ハチの巣エキスのマルチ商法ー全国八葉物流事件

    1999年に沖縄県北谷町に本社を置く健康食品会社全国八葉物流を中核とする「八葉グループ」はハチの巣のエキスなどで作ったとされる高額な健康食品によるマルチ商法(連鎖販売取引)を行いました。

    同グループは2001年まで「代理店などになれば栄養補助食品の販売利益の配当が得られ、1年間で出資金が2倍になる」などと謳い、マルチ商法を装って約5万人から1500億円近い金を集めていました。

    大和都市管財事件(2001年)

    日本で、社会現象となりニュースにもなった豊田商事事件に続き、第2の豊田商事事件と言われている大規模な詐欺事件があります。それが2001年に起こった大和都市管財事件です。大和都市管財事件とは、不動産やゴルフ場経営を行っていた会社である大和都市管財が抵当証券を1100億円相当も乱売したにもかかわらず、経営破綻し証券の購入者1万7千人以上が大きな経済的損失を被った事件のことです。

    駆け出し投資家のための詐欺対策入門 第一回取り込み詐欺(パクリ屋)

    他人を騙して利益を奪い取る犯罪行為である詐欺にも、ビジネスと同じで基本的な手法があるといわれています。今回は「小さな取引を繰り返して信用させた後に大きな金額の取引で損をさせる」パクリ屋型詐欺に関してご紹介します。

    ポンジスキーム

    日本語では出資金詐欺と呼ばれる詐欺の手法です。詐欺師が出資金に応じた配当を支払うことを約束して事業への出資を募ります。実際は出資金を投資や運用には利用しないので、配当金の支払いに回します。さも事業が順調なように演出しながら、出資者の友人や知人も加入するように勧誘を促したり、広告などを積極的に展開します。十分な規模の出資を集めたら計画倒産して行方をくらまします。

    著作権譲渡詐欺ー小室哲哉事件

    TMネットワークで着実にファンを増やし、1990年代には安室奈美恵、TRF、globeなど1990年代の音楽シーンをリードした巨匠小室哲哉氏。小室ファミリーと言えば日本中で知らない人はいないほどでした。香港のベンチャー株式市場GEMに打って出たものの株価が急落したことを契機に、資産を失った小室氏は、経済的に困窮し2008年に音楽の著作権の譲渡に関する詐欺事件を起こしています。

    未公開株投資詐欺ー羽賀研二事件

    上場すると株価は上がります。そのため未公開株を安価に手に入れて、上場したタイミングで売却できれば大きな利益を期待できます。みんなそうした知識を持っていますが、実際に未公開株を購入できるチャンスはなかなかありません。そうした「未公開株をかえたらなぁ」という投資家の夢に付け込むのが未公開株詐欺です。

    給付金詐欺ーコロナ関連の不正受給

    経済活動を活性化するために制度が設定される給付金。こうした給付金はできるだけ多くの利用者に活用しやすいように制度が設計されるため、不正に利用されるリスクにさらされています。最近ではGOTOトラベル制度を悪用した旅行代理店大手のHISのグループ会社の不正受給が大きな話題を呼びました。またそれ以外にも2020年には持続化給付金詐欺としてコロナ関連給付金を不正に受給したとして、279人が検挙されました。被害総額は2億円強に上っています。

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