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    SNSを利用した投資詐欺とロマンス詐欺の急増 – 2023年の詐欺事件の傾向と対策

    2023年に入り、SNSを利用した非対面型の詐欺が急増しており、特に投資詐欺とロマンス詐欺の被害が深刻化しています。警察庁の露木長官は、これらの詐欺による1日あたりの被害額が1億2000万円以上に上ると発表しました。

    過去20年間、詐欺の主流はシニアを狙うオレオレ詐欺を始めとした特殊詐欺でした。2022年の特殊詐欺による被害額は441億円に達しましたが、SNSを利用した投資詐欺とロマンス詐欺の被害額はそれを上回る455億円に上ったのです。

    実際に、SNSで知り合った人物から投資を持ちかけられ、650万円もの大金を騙し取られた女性の事例があります。犯人は、女性との関係を深めながら、一緒に暮らすためには経済力が必要だと巧みに誘導し、投資を持ちかけてきたのです。女性は、犯人への信頼から投資に応じてしまいましたが、結果的に大金を失うことになりました。

    2023年のロマンス詐欺急増の背景には、海外を拠点とした犯罪組織の存在が大きいと言えます。2022年5月には、タイを拠点とする中国人を中心とした組織が、日本人向けにロマンス詐欺を行っていたとして大規模な摘発を受けています。

    警察庁の露木長官は、このような状況を受けて専門組織を新設し、詐欺の実態解明を進める方針を示しました。国際的な協力体制を構築することで、海外を拠点とする犯罪組織への対策も強化していく必要があるでしょう。

    しかし、詐欺被害を防ぐためには、利用者側の注意も欠かせません。SNSで知り合った人物からの投資勧誘には、十分な注意が必要です。甘い言葉や高額なリターンの約束に惑わされることなく、冷静な判断を心がけましょう。また、ロマンス詐欺の手口を理解し、相手の身元や目的を確認するなど、適切な対策を講じることが大切です。

    2023年に入り、SNSを利用した詐欺は、その手口の巧妙さから被害が後を絶ちません。利用者一人ひとりが詐欺の危険性を認識し、警察の取り組みと合わせて対策を進めていくことが、被害の防止につながるのです。SNSを安全に利用するために、私たち一人ひとりができることを考え、実行に移していきましょう。

    投資と詐欺編集部
    投資と詐欺編集部
    「投資と詐欺」編集部です。かつては一部の富裕層や専門家だけが行う特別な活動だった投資ですが、今では一般の消費者にも未来の自分の生活を守るためにチャレンジしなくてはいけない必須科目になりました。「投資は自己責任」とよく言われるのですが、人を騙す詐欺事件は後を絶ちません。消費者が身を守りながら将来の生活に備えるための情報発信を行なっていきます。

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