Home 投資を学ぶ 不動産投資 リートを購入してみよう

リートを購入してみよう

リートを購入してみよう

0

不動産投資と言うと投資物件を購入するため、金融機関でローンを組むことや高額な費用が必要となってしまいます。そのため不動産投資になかなか踏み切れない人も少なくありません。

しかし、予算がないので不動産投資を諦めた・・・という方でも少額から始められる不動産投資があります。それがREIT(リート)です。

今回は、少額からでも不動産投資ができるREITについてご紹介します。

REITはどんな不動産投資?

REITは、高額な不動産投資ではなく1万円からでも始めることができる不動産投資です。

少額から不動産投資が始められる手軽さが人気となっており、リスクを少なくして収益を得ることが、REITの最大の魅力と言えるでしょう。

1つの不動産に投資するわけではなく、ビルやマンション、商業施設、物流施設などさまざまな種類の物件を運用して得た収益を投資家で分配する投資方法になります。

運用は不動産のプロが行うので、不動産や投資の知識に自信がないという方でも投資することが可能です。

元々はアメリカで始まった金融商品ですが、日本ではJ-REITと呼ばれ定着してきています。

REITの不動産投資方法としては、投資家から集まった資金で不動産を購入し、その不動産を賃貸で運用をして得た収益、または不動産を売却して得た収益を投資家に分配する仕組みです。

REITには3つの種類があり、「特化型」「複合型」「総合型」の3種に分かれます。

特化型REIT:ホテルやオフィス、商業施設、物流施設、住宅など1つに特化した投資方法

複合型REIT2種類の不動産用途に投資する方法

総合型REIT3種類以上の不動産用途に投資する方法

数千万円から数億円の不動産投資ではオフィスのフロア貸しや物流施設への投資は難しい場合が多いですが、REITではこうした長期安定の店子がいる不動産投資を間接的に参加できます。

空室率や管理の手間の悩みから解放されることができる点は非常に楽ですし、先々の需要と供給などを見越して、複数の不動産用途に投資していれば、リスクの分散投資が可能です。

その他にも、複数のREITに投資をする不動産投資信託「REITファンド」や、REIT市場そのものに投資する「REIT型ETF」で、日々の値動きによる収益を狙った投資方法も可能です。

株式投資でも個別銘柄の投資ではなく、分散投資ができる投資信託がありますが、その不動産版と言える方法でしょう。

REITのメリット・デメリット

REITの投資が自分に合っているかどうかは、メリット・デメリットを知ることでわかると思います。

REITのメリット

  • 少ない資金で不動産投資をすることができる
  • 不動産のプロに運用を任せることができる
  • 複数の不動産にリスク分散投資が可能
  • 換金性の高さがある

REITは、少ない資金で不動産投資をスタートすることができるのが最大のメリットです。不動産のプロが運用をしてくれるため、常に気にすることもなく任せることができます。不動産投資のように1つの物件に高額投資というわけではないので、リスク分散投資がしやすいのもポイントです。また、リスク分散ができていると、万が一の時でも大きな損失を負う可能性を低くできます。

株式投資と同じように、証券取引所を介して売買して現金化できる換金性も気軽さがあって始めやすい投資と言えます。

REITのデメリット

  • リターンが4%前後
  • 金利変動によるリスク増加
  • 災害による経済状況や不動産市場の変化
  • 自己資金のみの投資で借り入れができないため大きな投資が難しい
  • 上場廃止または倒産によるリスク

不動産は大きなリスクがないものとして人気がある一面もありますが、日本特有の問題でもある自然災害による被害は気を付けておきたいところです。

日本は地震も多く、台風や河川氾濫、土砂崩れなど年にいくつか大きなニュースを見かけます。また、現時点では低金利が続いていますが、金利が上昇すると金融機関へ支払う手数料がその分増えてくるため収益が減ることになります。

そして、不動産投資とREITの違いとして、不動産物件の購入には融資によるレバレッジを効かせることができるのですが、REITは自己資金で投資をするため大きな額の投資が難しい点が挙げられます。そのため投資収益額は、不動産投資と比べると小さい規模となります。

さらに万が一のリスクとして、REITを運営している投資会社が上場廃止や倒産という可能性もないとは限りません。

このようなメリットとデメリットを理解した上で、REITへの投資をしましょう。

REITは儲かるのか?

そもそもREITが儲かるのか?というのが、初めての方には気になるポイントになります。

結論から言うと、REITの運用利率は3-4%程度となっており、ローリスク・ローリターンであるといえるでしょう。またデメリットにもあるように借り入れができない自己資金での投資となるため、大きな額の投資が難しいです。

そのため収益が出たとしても、少額投資だとハイリターンではないのですごく儲かるという感覚ではありません。高額な資金を投資できれば話は別ですが、高額投資が可能であれば不動産投資をした方がリターンを見込むことができるでしょう。

ただし、不動産投資は高額な投資であり金融機関に借り入れをするケースが多くなります。リスクの大きさで比べると、REITはリスクが少なく分配金を得ることができるので、投資の第一歩を踏み出すにはおすすめの方法です。

不動産投資をしたいがローンや高額投資をしたくない方、投資物件の管理や手間をかけたくない方はREITを購入してみましょう。

モバイルバージョンを終了