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米軍軍用地投資

米軍軍用地投資

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マンションやアパート投資以外にも、不動産投資にはさまざまな投資対象があります。そんな変わり種の一つが米軍軍用地投資です。米軍軍用地投資とは何か、メリットやデメリットを理解したうえで、どんな人におすすめできる投資なのかをご説明していきます。

米軍軍用地投資とは?

ご存じのように日本には米軍基地があります。この米軍基地は、米軍の保有している土地ではありません。日本の地主がいて土地を保有しているのですが、米軍に貸出するために、日本政府が借り上げているのです。米軍軍用地投資とは、すでに軍用地になっている土地を購入して、日本政府に貸し出す投資のことを言います。相手は日本政府ということもあり、延滞はありません。また米軍が基地として利用しているので、基地が移転しない限り空室になりません。その上賃料相場は徐々に値上がりしています。借り上げの賃料はなんと総額1000億円。非常に大きな規模で市場が存在しているんですね。

米軍軍用地投資のメリットは?

先ほども少し触れましたが、米軍軍用地投資には大きく2つのメリットがあります。利回りが安定していることと手間がかからないことです。詳しく見ていきましょう。

米軍軍用地投資は利回りが安定している

米軍軍用地投資は、借り手が日本国なので延滞は、ほぼありません。この点に着目して、専門の不動産業者が、利回りが2%程度になるように計算して値付けしています。また米軍基地は空室になる、借り手が退去するリスクがほかの不動産投資にくらべるとかなり少ない投資だと言えます。(もちろん米軍基地移転はニュースになるように、検討されているので、100%ないわけではありません。)

米軍軍用地投資は手間がかからない

土地に建物などは不要で、土地だけを貸し出すので、手間はかかりません。自分の資産ポートフォリオの中で、安定的に収益を得ることができる自動販売機をまったく手間がない状態で保有できることが一番大きなメリットでしょう。また土地のみですので、劣化しません。台風などの自然災害に悩むことはないでしょう。

米軍軍用地投資のデメリットは?

メリットもしっかりある米軍軍用地投資ですが、デメリットも存在します。「米軍軍用地投資では大儲けできない」、「軍用地の仕入れを安く値切れない」、「米軍軍用地は、土地なのに購入後に持ち主も立ち入りできない」という大きく3つのデメリットがあります。

米軍軍用地投資で大儲けはできない

最も大きなデメリットは大儲けできないという点です。資産形成のために米軍軍用地投資をメインに据えてしまうと、利回りが年利2%程度ということで投資信託などの年利4%などに比べると不利になります。

米軍軍用地投資は安く仕入れるのが困難

不動産投資の利回りは、仕入れを安く交渉することで、引き上げることができるはずですが、軍用地自体が限られるとの、米軍軍用地の専門家たちが相場を作っているので、なかなか値切って利回りを高くすることが難しい商品です。

地元が米軍基地である人や基地周辺の人と非常に仲が良くなれば、そのチャンスもあるかもしれませんので、念頭にはおいておきましょう。相続などのタイミングで手放したい人がいるかもしれません。

購入前に事前確認できず、購入後も立ち入り禁止

また米軍軍用地投資の対象となる軍用地は、自分が購入前に見ることができませんし、購入後に所有者といえども立ち入ることができません。軍隊が使っている機密性の高い土地なのです。そのため事前に人目も見ることなく購入し、購入後も触ることができない土地だということを理解して購入を検討する必要があります。不動産を購入して自分でその土地を絶対見たいという人には向いていませんね。

米軍軍用地投資はどんな人におすすめ?

米軍軍用地投資は、資産をある程度持っている人が、資産の一部を守るために保有しておく守りのための資産と言えます。FIREを実現するためには5千万円から1億円が必要と言われていますが、数千万円を超えた際に、資産の一部を米軍軍用地投資に回すという使い方が適切です。インフレで現金の価値が相対的に下落する際に、現金を現物資産に変えて持っておきたい人におすすめでしょう。

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