投資と詐欺編集部 - ページ 29
「投資と詐欺」編集部です。かつては一部の富裕層や専門家だけが行う特別な活動だった投資ですが、今では一般の消費者にも未来の自分の生活を守るためにチャレンジしなくてはいけない必須科目になりました。「投資は自己責任」とよく言われるのですが、人を騙す詐欺事件は後を絶ちません。消費者が身を守りながら将来の生活に備えるための情報発信を行なっていきます。
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未公開株投資詐欺ー羽賀研二事件
上場すると株価は上がります。そのため未公開株を安価に手に入れて、上場したタイミングで売却できれば大きな利益を期待できます。みんなそうした知識を持っていますが、実際に未公開株を購入できるチャンスはなかなかありません。そうした「未公開株をかえたらなぁ」という投資家の夢に付け込むのが未公開株詐欺です。
著作権譲渡詐欺ー小室哲哉事件
TMネットワークで着実にファンを増やし、1990年代には安室奈美恵、TRF、globeなど1990年代の音楽シーンをリードした巨匠小室哲哉氏。小室ファミリーと言えば日本中で知らない人はいないほどでした。香港のベンチャー株式市場GEMに打って出たものの株価が急落したことを契機に、資産を失った小室氏は、経済的に困窮し2008年に音楽の著作権の譲渡に関する詐欺事件を起こしています。
駆け出し投資家のための詐欺対策入門 第一回取り込み詐欺(パクリ屋)
他人を騙して利益を奪い取る犯罪行為である詐欺にも、ビジネスと同じで基本的な手法があるといわれています。今回は「小さな取引を繰り返して信用させた後に大きな金額の取引で損をさせる」パクリ屋型詐欺に関してご紹介します。
ソニー生命社員巨額詐欺事件
2021年5月バミューダ諸島にて
2021年5月にソニー生命の再保険を行う子会社SA Reinsurance Ltd社(イギリス領バミューダ―諸島)がアメリカに保有する口座から約170億円が不正に送金されだまし取られました。半年以上の捜査の末、ソニー生命からSA社に出向中だった日本人男性石川伶容疑者が逮捕されました。
手口や送金先は不明で、いまも170億円がどのような状態であるかは公開されていません。警視庁はFBIと連携して今も捜査を行っているようです。
ジャパンライフ巨額詐欺事件
2003年ごろから磁気ネックレスやベルトなどの健康グッズを顧客に販売。商品を第三者に貸し出す形にしてオーナーが年6%程度のレンタル料(配当)を得られるとする「レンタルオーナー制度」という預託商法を開始していました。ですが、実際は新たな顧客が支払った代金を従来の顧客への配当に充てる自転車操業を続けていました。典型的なポンジスキームです。
西山ファーム事件ー観光農園のオーナー商法
岡山県の観光農園が巻き起こした果物の輸出をうたったオーナー商法
日本の果物は品質が高く海外で高い人気を誇っている。「クレジットカードなどで出資ができるので、果物のオーナーにならないか」「元手がなくても副業で高い収益をえることができる」など言葉巧みに出資を募り実態のない投資で巨額の資金を集めたのは西山ファーム事件だ。
被害総額は133億円を超え、被害者は20代から30代が多くを占める。
ワールドオーシャンファーム事件ーエビ養殖詐欺
海外でエビの養殖事業を行うとだまし巨額の資金を集めた詐欺
事業への投資を呼びかけ、巨額の詐欺事件をおこしたのが、ワールドオーシャンファーム事件です。この事件はエビの養殖事業を行うと称して、投資を募り、巨額の被害をもたらしました。