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    Q:マイニングって今から始めても儲かりますか?A:やり方次第で儲かります。他の取り組み方もチャレンジ可能です。

    2022年5月に仮想通貨の市場で大暴落が起こりました。アメリカドルと価格連動していた仮想通貨テラが投資家の揺さぶりを受けて価格連動を維持できず大きな信用不安を起こしました。また2021年に起こったマイニングブームも下火になっているという話です。巷では「マイニングはオワコン」と言われていますが、実際のところどうなのでしょうか?実際にやっている田中さん(仮名)に聞いてみました。

    マイニングはオワコンですか?

    ―ずばり伺います!マイニングは投資としてオワコンですか?

    田中さん:仮想通貨の相場が高く、参入者が少なく、採掘難易度自体が現在よりも低水準だったころに比べて、2022年5月現在の採算性がかなり悪化したのは確かです。直近で言えば、2022年3月段階で最も採算性が高いイーサリアムのマイニングの性能を示すハッシュレートでいうと1MHあたり5円の収益性があったのですが、2022年5月現在は3円にまで下落しています。これは一部の仮想通貨の信用不安に引っ張られ仮想通貨全般の相場が大崩れした影響を受けた数字なのですが、マイニングの収益性の低下は全般的な傾向とみて良いと思います。

    ―相場が下落した、参入者が増えたというのは理解しやすいのですが、採掘難易度に関してはわかりませんでした。なぜ採掘難易度が難しくなっているんでしょうか?

    田中さん:採掘難易度が難しくなっているのは、マイニング参加者が多いから分け前が減っているという側面と、通貨運用元の方針で引き上げられているという2つの要因があります。

    先ほど例に挙げたイーサリアムという仮想通貨が最も収益性が高いのでマイナーに人気だったのですが、GPUマイニングに対応するのをやめる方針でいます。これはマイニング自体が電気を大量に消費するのでエコでないという理由と、コストが高いという理由からです。もともとはもっと早い段階で方式を変えるという計画だったのですが、開発の遅れが発生し、かなりスケジュールがずれ込んでいるんですね。やむを得ずマイニングに頼っているのですが、採掘難易度を上げることで、報酬金額を減らしています。(ディフィカルティ・ボム:難易度爆弾と呼んでいます。)

    イーサリアムと他の通貨ではマイニング報酬が2倍近く違います。イーサリアムの方が報酬が良いので、イーサリアムのマイニング終了後には、採算性が半分以下になる見込みです。

    ー参加者が増えすぎた、難易度が上がった、主要なマイニング先のイーサリアムが対応しなくなる。それの3つがオワコンといわれている理由なんですか?

    田中さん:そうですね。最も稼げるイーサリアムが間もなくマイニングできなくなる上に、ほかに同等の収益を見込めるコインもない。採算性が悪化しているので今から参入しても装置の回収に2年近くかかる見込みです。今から始めるのはブーム当初に比べると条件として厳しくなっているのは確かです。

    ーいつ頃までイーサリアムは掘れる見込みですか?

    田中さん:2022年5月段階のイーサリアム財団の公式発表では、マイニングを主軸にしていたPOW方式から、2022年8月にマイニングにたよらないPOS方式への移行が実施できるということです。しかし計画の延期などがあることを見込んで2022年中は掘れると読んでいる人が多いようです。ただ採掘難易度の上昇や競合性の問題もあります。収益性はさらに落ち込むことを覚悟する必要があります。すでにハッシュレートあたりの収益性は5円から3円に低下しています。もっと下がる可能性もあるでしょう。

    ーそれでもご自身はマイニングを続けますか?

    田中さん:はい。私はGPUマイニングのみに取り組んでいますが、電力効率重視で設備を入れ替えまして、電気代が高くなっても継続できるようにしています。RX6600というグラフィックカードは、1枚当たり29MHくらいの採掘性能です。これは一日あたり90円程度の売り上げになります。またデュアルマイニングと言って、同時に2種類の仮想通貨を採掘しています。これで10%から20%ほど収益は上乗せできます。TONCOINというコインを今は同時に掘っています。この体制で1日あたり100円ちょっとの売り上げになるのですが、電気代は20円から30円ほどです。利益として60円から70円程度を見込んでいます。これは1枚あたりの性能ですので、設備を増やせば月額の収益を伸ばすことができます。操業するだけで赤字になる状況であればマイニングを停止しますが、むしろ離脱する人が多い現状はチャンスと捉えています。

    ーどんなチャンスを見込んでいますか?

    田中さん:ブームが過熱していた2021年は収益も高かったのですが、パーツ代も高騰していました。2022年4月ごろから落ち着いてきましたが、中古パーツの値段がもっと劇的に下がっていくと思っています。この状況は2017年ごろにあったマイニングブームの際と全く同じです。マイニングを行う参加者は今後減っていくと思いますが、継続する人は逆に設備を増設するかもしれません。

    そんな中今後も継続していくために、電気代を下げ、機材導入費を下げる工夫を行うことでアパートやマンション投資よりも機動性が高く、定期収入を得ることができる仕組みとして位置づけることができると思っています。

    ー具体的にはいくらの投資でいくらくらい儲ける想定ですか?

    田中さん:法人として考えると小額設備として一括償却できる点から、節税を意識して投下額を決めていく感覚です。

    アパートやマンションを買おうとすると、築40年以上の築古マンションや築古戸建てが360万円の価格で年間36万円の家賃を狙うことができるとします。税金や客付け費用を考えると、回収は10年以上かかると思います。ボロ物件とはいえ現地確認も必要ですし登記変更などの費用も発生します。

    不動産投資とは違った手間があるのはもちろんですが、予算的に数万円から投資ができるのがマイニングの良いところです。節税と組み合わせ、単年度で償却できる10万円以下の設備投資として処理しつつ、月1万円を稼ぐというような採算ラインを想定したパーツ構成で調達を工夫していくと、個人事業主や法人にとっては魅力的な節税手法になると感じています。

    ー法人の場合、節税になるから極論、ランニング費用で損失が出なければ勝ちなんですね。パーツ代のほかに大きなコストとして電気代があると思います。どのように抑えていくお考えですか?

    田中さん:電力効率のよいグラフィックボードに機材更新しています。初めて導入したグラフィックカードがRTX2060でした。このカードはハッシュレートが33MH、ワット数が80W程度でした。今は機材を更新して、RX6600というGPUをメインにしています。29MHで50Wという感じです。

    あとは太陽光発電にも取り組んでいます。今キャンプに持っていくような持ち運び可能な太陽光パネルとポータブル電源で研究している段階ですが、簡易な設備でも電気代は3分の1以上削減できそうですね。もっと大規模に常設型の太陽光発電で電力を満たすことができる仕組みをどのように安全に安価に構築するかを検討しているところです。

    ー太陽光発電は自宅に導入している人も多いですよね。しかし全然違う領域に見えますが、マイニングと太陽光発電がつながるんですね。

    田中さん:イタリアには「グリーンエネルギーだけでマイニングする通貨」などもすでに存在します。日本で太陽光発電設備を販売している会社の中にも、売電契約で卒FITしてしまった太陽光発電所をもつ方向けに開発が進められていると聞いています。個人でマイニングを取り組んでいる方の中でも自宅で太陽光パネルがある方も多いようです。個人でも事業用とでも同様の動きはすでに水面下で進んでいるんじゃないかなと思っています。あとは実際にやるかやらないかという話だけじゃないでしょうか。

    ー単純なマイニングへの取り組みに話を戻しますが、例えば今から始める人がいるとします。今から始めて儲かりそうですか?

    田中さん:先ほどお話した節税目的での導入は今でも有効です。個人事業主や法人にとっては魅力的な手段であり続けると思います。個人に関して言えば、投資は期待できる収益以下にコストを押さえれば、必ず儲かります。あとは労力といくら収益を上げたいかの問題です。3年スパンで儲かる仕組みとして考えればきちんと儲かると思います。無理な借金や短期での回収を見込まなければお勧めできると思いますね。

    個人で既に持っている機材を転用するなどの取り組みもお小遣い稼ぎになると思います。できるだけワッパ(W/h:電力効率のこと)の良い機材を持つこと、取れる範囲のリスクで拡大していくことが収益を上げるためには有効かと思います。

    ーでは具体的に「月3万円稼ぐにはいくらの投資が必要」ですか?

    田中さん:毎月3万円の収益を上げるには、毎日1000円稼ぐ必要があります。先ほど1MHあたり3円程度の収益があるとご紹介しましたが、333MH掘れる性能の設備があれば実現できます。

    先ほど電力効率がよいRX6600というGPUをご紹介しましたが、11枚分ですね。これはPCIeの4分岐カードを3枚させるマザーボードがあれば1台のリグ(マイニング用PCのこと)にまとめることも可能ですが、配線や電源の取り回しの難易度が上がるため、2台のリグに分ける方が難易度が低いです。もっと言えば10万円以下の設備として一括償却することを考えると1000円のジャンクPCに2枚づつ配置して運用するのが正しいのかもしれません。SNSなどで情報発信しているマイナー(マイニングする人)の中にも、リグからケースに移した、という報告も最近見ますが節税を意識したPRでしょう。

    リグには、CPU、電源、マザーボード、メモリ、ライザーカード、4分岐PCIeカード、USBメモリ、ケースファン、PCに向けて外部から送風するサーキュレーターなどの部品が最低限必要になります。グラフィックカード(GPU)以外の部品代は中古も視野に入れて3万円から5万円程度です。GPUは種類によって大幅に価格が変動するのですが、RX6600を新品で購入する場合4万程度です。

    2台のリグと11枚のRX6600を購入すると、50万から60万程度の投資となるでしょう。月5,6万稼ぎたければ100万円の投資となりますね。

    ―機器構成を考える際に節税も関わってくるんですね。。グラフィックカードはいろいろな種類があると思うのですが、注意点などありますか?

    田中さん:メモリが6G以上のものを選ぶこと、電力効率が0.4以上のものを選ぶこと、なるべく安いものを選ぶことの3点です。

    RX6600でなくてもグラフィックカードであればGPUマイニングは可能です。ですが、4G以下のメモリでは採掘できない仮想通貨があります。例えばいま収益性が一番高いイーサリアムは採掘できません。DAGサイズというのですが計算する問題にあたるものがメモリという机をはみ出してしまうんです。計算できないので基本的に採掘できないことになります。

    また収益性が落ちている現在では、電力効率がよいGPUを選ぶことが重要になってきます。例えば4万前後で購入できるRTX2060やGTX1660sなどもよいグラボなのですが、消費電力が60Wから80W程度必要になります。つまり電気代が1.5倍から2倍程度にかさむわけです。

    仮想通貨の価格が低水準の際はハッシュレートをワット数で割った数字が高いものを選定してください。RX6600 はデュアルマイニング時でも50W程度の電力消費ですので、29MH出ている場合、0.67程度のワッパ(ワットパーアワー、W/H)となります。670Wh/Jと表現する場合もありますが、要は同じです。古いGPUは電力効率が悪いものが多いです。RTX1000シリーズは、電力が無料でなければ買わない方がよいでしょう。

    あとは1日100円売り上げを上げる、という世界の話をしているので、高価なGPUよりも安価で効率の良いGPUがよいのではないかと考えています。

    ー先ほど収益性が来年2023年には落ちるというお話でしたがどれくらい落ち込む想定ですか?

    田中さん:私はこの収益性が半分になると想定しています。先ほどの収益計算を思い出してください。1日1000円の売り上げを実現するために333MH程度のマイニング性能を実現するということで11枚のRX6600を導入しました。RX6600の消費電力は50W程度です。電気代金のシミュレーターで計算すると、1日あたり約31円の電気代がかかります。11枚で340円ほどですね。1日1000円稼げる場合は、粗利が660円です。30日で粗利が19,800円となりますね。1年で24万弱の粗利があります。

    1日500円の売り上げ(月1.5万円、年間18万円)水準まで下落しても1日の電気代340円は変わりません。すると1日の粗利は160円(月額4800円、年間5万4000円)まで粗利が落ち込みます。投資額の50万円は変わりませんので、表面利回りは36%、実質利回りは10.8%となります。

    不動産賃貸を検討した方はこの利回りの高さが分かる事でしょう。実質利回りで15%や20%のボロ戸建てを購入して再生して賃貸に回すよりも、利回りはかなり良いのではないでしょうか。ただ一方で資金を金融機関で借りてレバレッジを効かせる点ではマイニングは弱いです。マイニングの機材は土地と違って資産ではない消耗品ですので、担保になるという点では不動産が圧倒的に強いと思います。

    いまマイニングはオワコンと言っている人たちは、この数倍の収益を上げていた人たちなので、いかにブーム最盛期のマイニングが儲かったかが偲ばれます。ですが、今見てきたようにマイニング投資は不動産と違って好きなタイミングで増設できてリスクが低く、処分もしやすい上に、償却も容易という小回りの良さが魅力です。損しなければ儲かるを原則に手堅くまとめていくことが重要です。

    将来的に仮想通貨がもっと値上がりする、と思って換金せずに貯めていける人には夢がある投資と思います。

    ―中古で機材を販売できるということですが、どの程度の売却益を期待できるのでしょうか。マイニングで酷使された品質に問題のあるグラボというイメージが世の中にあるとは思いますがどうお考えですか?

    田中さん:先ほどご紹介したRX6600に関しては、ミドルレンジのグラフィックカードです。2,3年後でも安く見積もっても1万円程度での売却を期待できると想定しています。おそらくリグとしての売却は厳しいので、部品のばら売りとなると思います。例えばハードオフに持ち込んでも二束三文ですので、メルカリやヤフオクでの販売になるでしょう。

    マイニングはゲーム用途で利用される場合と使われ方が異なり、低電圧でメモリにオーバークロックをかけます。コアにかかる負担は少ないので、経年劣化はファンとコンデンサへのダメージになってくると思います。

    特に2021年以降リリースされているAMDのGPUは低消費電力・低発熱という特徴があります。RX6600に関して言えば、コア温度が60度以下、メモリ温度が70度以下で電圧も50w以下で長時間運用されているでしょうから、長距離走行しているタクシーのような使われ方をしているマイニングのほうが、レーシングカーのように短時間に高性能を突発的に求められるゲーム利用よりパーツにかかるダメージは少ないといわれています。販売しても問題ない品物として問題ないんじゃないかと思います。

    ーマイニングのリスクは何でしょうか?

    考えておくべき要素は、先ほど不動産と比較した際にお伝えした資産価値はない消耗品であること、仮想通貨をめぐる環境変化が激しいこと、メンテナンスが必要であること、そして生活環境への影響の4つです。

    環境変化は仮想通貨の相場が乱高下したり方式が変わって掘れなくなったりした際への対応ですね。仮想通貨には発行枚数の上限があります。それを超過すると掘れなくなります。またPOWというマイニングを必要とする方式からPOSなどのマイニングを必要としない方式に通貨が体制移行すると採掘自体が不可能になります。また言うまでもないことかもしれませんが、仮想通貨の価値が下落すればただの電子データになってしまうリスクは存在します。

    またメンテナンスという意味では、慣れていないととっつきにくく、環境によってはトラブルも頻繁に起こる可能性があります。よくマイニングリグは盆栽に例えられるのですが、触りすぎるとトラブルになり、放置しすぎると意図通りに稼働しません。再起動しただけでGPUを一部認識しなくなったり、埃がたまって熱暴走するなどの手間がかかるわけです。完成度を上げておけば何か月かに1回のメンテナンスで問題ありませんが、完全に放置できるわけではない点は覚えておくべきでしょう。

    最後の生活への影響ですが、マイニングリグはファンの音がうるさいです。ファンの回転数が50%を超えると明確に音がうるさいですし、20~30デシベル程度の音でも、大型冷蔵庫の駆動音のような耳障りな音が常にしている状態になります。神経質な人には体調が悪くなる音だといえると思います。寝室やリビングではなく、玄関や押し入れ、トイレに設置している人がいるのはこうした影響を押さえるためだと思います。

    400wや800wといった熱源が部屋の中にあるとその分、熱が部屋にたまります。つまり蒸し暑いです。その熱を散らすために扇風機やクーラーをつけることで電気を余分に使ったり音が常にしている状態になります。

    電気という問題で言えば、一般家庭の場合、一部屋で使える電力はおおよそ20Aに制限されているはずです。一時間に2000w消費するリグがあるとそれだけで20A相当なので、それ以上に電気を使うとその部屋のブレーカーが落ちる可能性があります。電子レンジや掃除機、洗濯機の利用に影響が出てきます。また一般家庭では60A以上の電気の利用契約を結んでいないと思います。通常は30Aか40Aの契約ですよね。ブレーカーの増設にも気を配る必要があります。

    また埃が機材にたまるのでアレルギー持ちの方にはつらい可能性もあります。ドスパラなどの中古PCを扱っているお店で買った中古部品でも、内部を完全に清掃されているわけではありません。細かい埃はとり切れないので、購入した後に、自分で分解して清掃する必要がありますが、細部まで清掃するには分解するしかありません。

    面倒な方は、電源やCPUファンは新品を使うことをお勧めします。よくタバコ臭がする電源やGPUなどがありますが、たばこのヤニが付着していたり、ファンの奥にある埃やごみにしみ込んだにおいがしている状態です。埃にダニなどの小さな虫が住み着いている可能性もあります。自分は気にならなくても家族に影響がある場合もありますので、小さな子供や神経質な家族がいるご家庭では中古部品の導入は慎重にされた方がよいと思います。マイニングマシンを入れてから体がかゆいなどのクレームがくると家族の協力が得られにくくなります。

    こうしたリスクは人によって影響の度合いや感じ方が異なるので、まったく気にならない人も多いと思います。ですが自分の自宅で運営する場合は、小さく試して問題がないか検証していくことがとても大切です。取り組む際は、実際に数枚のGPUで試してみて、段階的に拡大していくことをおすすめします。

    ーなんだか考えることが多いですね。かゆくなるのも困ります。。そうしたリスクや将来性も含めてマイニングは他人におすすめできる投資ですか?

    田中さん:マイニングは数万円から取りくめる投資です。借金してまで投資はしたくない、儲かる節税を行いたいという方には向いているように思います。そのうえで、パソコンを組み立てることを楽しめたり、熱も音も埃もなんとかなる、という方には積極的にお勧めできると思います。まず5枚程度のGPUで1か月運用して、問題なければ1Ghへと設備を増設し、進んでいっていただければと思います。

    ー最後の質問ですが、これってだれか代わりにやってくれる人いないんでしょうか?

    田中さん:私も探しましたが、いましたよ。「400万円一括償却で3年預かります」という業者さんはいます。データーセンターで専門の人が管理してくれるので、通帳の数字だけ見ていればよい、というタイプの投資ですね。他にもマイニングリグを作ります、とかコンサルします、という人もいます。問題は「今まで取引していない業者さんを信じられるか」と、「一定以上の金額を決済できるか」かもしれません。

    私はいつ辞めてもいいように小額で取り組みたかったので、自分で始めました。いろいろ勉強しながらでしたがDIYでもできる範囲と感じています。ですがたくさん勉強する必要はあるので、もし興味があれば私の方で代行も可能です。他にもそういう人は探せばいるんじゃないでしょうか。

    ***

    世間ではオワコンと言われているマイニングですが、実際に取り組んでいる田中さん(仮名)はデメリットや将来のリスクを把握した上で、かなり手ごたえを感じて投資しているようでした。お話を聞いた皆さんの感想はいかがだったでしょうか。

    記者個人としてはかなりマニアックで知識や技術が必要な印象を持ってしまいました。なんだか難しそう。またリアルに中古部品を購入して咳が出た、かゆくなったというエピソードを田中さんに聞いてちょっと抵抗感があったのも事実です。興味はあるんですが、なんだか自分一人では手が出にくい印象です。そこにビジネスチャンスがあるのも事実なんでしょうが。

    お金だけ出すのでだれか代わりにやってくれないかな、と思ってしまいます。そこで最後に「だれかやってくれないですか」という質問してみたんですが、やはりいるんですね、業者さん。ニーズのある所にビジネスあり、という気もしました。でも最低単位が400万といわれると手が出しにくいですね。田中さんは「予算に合わせて安くやってあげる」といっていましたが、ちょっと考えてみようかな、と思う今日この頃です。

    次回は引き続ぎ田中さんにマイニングの次にくる仮想通貨とのかかわり方、POS対応に関して伺っていきます!

    投資と詐欺編集部
    投資と詐欺編集部
    「投資と詐欺」編集部です。かつては一部の富裕層や専門家だけが行う特別な活動だった投資ですが、今では一般の消費者にも未来の自分の生活を守るためにチャレンジしなくてはいけない必須科目になりました。「投資は自己責任」とよく言われるのですが、人を騙す詐欺事件は後を絶ちません。消費者が身を守りながら将来の生活に備えるための情報発信を行なっていきます。

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