仕事でもプライベートでも、インターネットを利用しない日はないという人もたくさんいると思います。そんな人におすすめなのが、稼げるブラウザ!として最近注目を集めているBrave(ブレイブ)です。ブレイブはGoogleのブラウザChromeやAppleのブラウザSafariと同じようにインターネットを閲覧できる無料のアプリです。この記事では主にChromeと比較する形で、ブレイブに関して紹介していきます。
目次
ブレイブとは
ブレイブは、WEB3.0において、Chromeにとって代わるブラウザと紹介されている注目のブラウザです。「Chromeより3倍高速。Googleをはじめとするビッグテックに比べて強固なプライバシー保護。」と公式サイトでは宣伝されています。現在覇権を握るChromeと差別化し、WEB3.0時代の代表ブラウザを目指すブレイブは様々な特徴を備えています。
ブレイブとクロームの比較(ブレイブの公式サイト上での説明、特徴紹介)
ブレイブは軽量・高速・プライバシー保護・仮想通貨で収益も得ることが可能という4つの特徴をもっているブラウザです。
Braveはパフォーマンスを重視して作られたブラウザです。Google Chromeと比べ、ページの読込速度は3倍高速に、メモリ消費は33%少なく、かつバッテリー駆動時間が最大1時間長くなっています。
またGoogle Chromeとは異なりBraveは、ユーザーを追跡する広告を自動的にブロックし、コンテンツの読み込みを高速化します。BraveはGoogle Chromeと同じエンジンを搭載しているため、お気に入りのChrome拡張機能をすぐに利用することができます。
違いはBraveはユーザーのプライバシー保護にコミットしており、より優れたパフォーマンスを提供している点です。
また、Braveは、ほとんどすべてのデスクトップコンピュータ(Windows、macOS、Linux)およびモバイルデバイス(Android、iOS)でご利用いただけます。デスクトップ、Android、またはiOS用のBraveブラウザをダウンロードするだけで、使用を開始できます。また、Braveブラウザは、およそ160か国語(中国語の4方言を含む)で利用可能です。Brave Searchでは、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語を利用可能で、今後さらに多くの言語に対応予定です。
プライバシー保護
最初から広告ブロック機能が入っていて、高速ブラウジングが可能です。また、トラッキングも防ぐため、マルウェア、ランサムウェア、スパイウェアに感染する可能性を低減し、プライバシーも保護するので、安心してネットサーフィンできます。また、動画再生中の広告などもブロックできるので、動画を連続して見ることができます。
報酬制度
Braveがブロックした広告の代わりにBraveの広告を表示させることができます。
この広告は、見た人に報酬が入る広告です。ネットサーフィンして広告を見ると、広告を見た人に報酬が入るという新しい広告システムです。
報酬はBAT(Basic Attention Token)によって支払われます。また、サイトを閲覧している人が、投げ銭のように直接サイト運営者に寄付ができます。
毎日インターネットを利用する人は、ブラウザーを使ってサイトを見るだけでBATという仮想通貨で報酬を得ることができます。値動きが激しい仮想通貨を手軽にゲットできることで、思わぬ爆上がりの可能性があるかもしれません。
ブレイブの運営は、良質なコンテンツを生み出しているクリエイターにチップ(いわゆる投げ銭)を送る機能もブラウザに搭載しています。見るだけではなく、応援することができる機能が標準で備わっていることは大きな意味をもつことでしょう。自分が広告を見たことでえられた原資をもとに、クリエイターに投げ銭できるわけです。視聴者から寄せられる投げ銭をもとに、クリエイターがもっと視聴者にメリットがあるコンテンツを作る、などの世界観がもっと身近になるかもしれません。今後ウェブとのかかわり方が広がっていきそうです。
またブレイブがシェアを高めると、BATの相場が上昇する可能性があります。こうした有望なサービスに連動する仮想通貨は投資対象として注目していくべきでしょう。
取り組みは無料でスタート可能
では、実際にブレイブをダウンロードして利用するためには何をしたら良いのでしょうか?
ダウンロードの方法
ブラウザとして利用するだけであれば、公式サイトからダウンロードするだけです。
インストール用のファイルをダウンロードして、実行すれば簡単にインストールが完了します。ブレイブの特徴ともいえる、稼げる機能に関しては、インストール後に開始設定を行う必要があります。
トークン(BATのこと)を受け取ることができるようにする設定をおこないます。クイックツアーの中で、広告が表示される場所や頻度などの説明があります。
報酬を受け取るための準備(ウォレットを作成・準備)
仮想通貨BATを受け取るには、仮想通貨を受け取るためのウォレットというサービスを導入しなくてはいけません。ソフトをダウンロードした後、オープンソースのBraveウォレットを作成する必要があります。
私たちはデスクトップ用のBrave Rewardsで認証されたウォレットをbitFlyerとBrave Softwareとで開発し、発表できることを大変嬉しく思っています。ユーザーはデスクトップ用BraveブラウザをBrave v1.24.84にアップデートすると、Braveブラウザ上でBrave RewardsをbitFlyerアカウントに連携することにより、Brave Rewardsウォレット(brave://rewards内)を認証することができます。認証することで、Brave Adsを閲覧して得たBATを引き出すことができ、bitFlyerアカウントを連携しているクリエイターにもbitFlyerアカウントから即座にチップを送ることができます。
https://brave.com/ja/users-bitflyer/
いくらぐらい稼げるの?千円?5万?100万?
広告の出現頻度によってさまざまですが、数か月で数千円という報告が多くあります。自分のウォレットに入れて稼ぐという方法もありますし、良質なコンテンツを生み出しているクリエイターに投げ銭することもできますね。
ただし、以下の点には気を付ける必要があります。
Google広告は個人の行動履歴を管理することで、広告主に効果的な広告であるとPRすることで、広告売上をあげていますが、ブレイブも同じように、独自に集めた広告主から広告出稿を受けて売り上げを上げます。その売り上げから広告をみた利用者に還元を行い、BATを支払います。その分掲出する広告主が今後も伸び悩む場合、入手できるBATが伸び悩む可能性があります。どこまで稼げるかはまだまだ未知数というわけです。
とはいえ、ブラウザとしてのUIが優れており、動作も軽快な点は間違いなく優れているといえます。またコンテンツを生み出すクリエイターとつながれるという点は、いままでのブラウザにはない特徴だといえます。気になった方はまずは、Braveをダウンロードして、インストールしてみましょう。インストール時のメニューなども日本語での利用が可能です。
従来の広告をカットして、Brave専用の広告を表示させることで報酬を得るという新しい課金システムのため、従来のインターネットにとって代わるものとして今後根付いていく可能性があります。WEB3.0時代の新しいブラウザーによる新しいウェブとの付き合いかたがどの様な広がりを見せていくか今後も注目が必要です。