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    事件概要 - ページ 3

    ハチの巣エキスのマルチ商法ー全国八葉物流事件

    1999年に沖縄県北谷町に本社を置く健康食品会社全国八葉物流を中核とする「八葉グループ」はハチの巣のエキスなどで作ったとされる高額な健康食品によるマルチ商法(連鎖販売取引)を行いました。

    同グループは2001年まで「代理店などになれば栄養補助食品の販売利益の配当が得られ、1年間で出資金が2倍になる」などと謳い、マルチ商法を装って約5万人から1500億円近い金を集めていました。

    銀行もグルだった・・・スルガ銀行不正融資事件

    スルガ銀行不正融資事件とは、マンションやアパートの投資にかかわる個人向け融資で、スルガ銀行が不正を行い多くの消費者に損害を与えた詐欺事件です。

    給付金詐欺ーコロナ関連の不正受給

    経済活動を活性化するために制度が設定される給付金。こうした給付金はできるだけ多くの利用者に活用しやすいように制度が設計されるため、不正に利用されるリスクにさらされています。最近ではGOTOトラベル制度を悪用した旅行代理店大手のHISのグループ会社の不正受給が大きな話題を呼びました。またそれ以外にも2020年には持続化給付金詐欺としてコロナ関連給付金を不正に受給したとして、279人が検挙されました。被害総額は2億円強に上っています。

    未公開株投資詐欺ー羽賀研二事件

    上場すると株価は上がります。そのため未公開株を安価に手に入れて、上場したタイミングで売却できれば大きな利益を期待できます。みんなそうした知識を持っていますが、実際に未公開株を購入できるチャンスはなかなかありません。そうした「未公開株をかえたらなぁ」という投資家の夢に付け込むのが未公開株詐欺です。

    著作権譲渡詐欺ー小室哲哉事件

    TMネットワークで着実にファンを増やし、1990年代には安室奈美恵、TRF、globeなど1990年代の音楽シーンをリードした巨匠小室哲哉氏。小室ファミリーと言えば日本中で知らない人はいないほどでした。香港のベンチャー株式市場GEMに打って出たものの株価が急落したことを契機に、資産を失った小室氏は、経済的に困窮し2008年に音楽の著作権の譲渡に関する詐欺事件を起こしています。

    ポンジスキーム

    日本語では出資金詐欺と呼ばれる詐欺の手法です。詐欺師が出資金に応じた配当を支払うことを約束して事業への出資を募ります。実際は出資金を投資や運用には利用しないので、配当金の支払いに回します。さも事業が順調なように演出しながら、出資者の友人や知人も加入するように勧誘を促したり、広告などを積極的に展開します。十分な規模の出資を集めたら計画倒産して行方をくらまします。

    ケフィア事業振興会事件ーオーナー商法詐欺

    2011年ごろから干し柿やメープルシロップといった加工食品事業などでオーナー制度を展開。オーナーの商品を約半年後に買い取る形で、元本に約10%の利息を上乗せすると宣伝全国の延べ約4万4000人から計約2100億円を集めたとされ、1000億円超の負債を抱えて破産申し立てをしています。

    テキシアジャパンホールディングス事件

    元本を保証したうえで、月3%の利率で配当金を支払うという架空の投資話で、投資会社「テキシアジャパンホールディングス」は1万3000人を超える出資者から現金をだましとった事件です。設立時の2013年9月からの4年間で集めた資金総額は約460億円にのぼるといわれています。「キング」こと銅子正人(どうこまさと)容疑者をはじめ経営層が10人以上逮捕されています。

    茨木カントリークラブ事件(1992年)

    実に5万2000人以上に会員権を販売し、約1000億円の資金をあつめたのですが、脱税の容疑で開発会社が倒産し、関連会社に横流しされた資金は十分回収されることなく、被害者には数万円のお金が戻っただけにとどまりました。しかもゴルフ場開発自体もとん挫、完成をすることなくなくなってしまいました。

    ジャパンライフ巨額詐欺事件

    2003年ごろから磁気ネックレスやベルトなどの健康グッズを顧客に販売。商品を第三者に貸し出す形にしてオーナーが年6%程度のレンタル料(配当)を得られるとする「レンタルオーナー制度」という預託商法を開始していました。ですが、実際は新たな顧客が支払った代金を従来の顧客への配当に充てる自転車操業を続けていました。典型的なポンジスキームです。
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