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未公開株投資詐欺ー羽賀研二事件

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「上場間近」と偽って株式市場に未公開の株に投資させる詐欺

この記事でわかること
  • 未公開株詐欺の典型的な手口と「上場間近」という勧誘の危険性
  • 羽賀研二事件の全容―破綻企業の株を3億円超で売りつけた実態
  • 未公開株を勧める人物の信頼性を見極めるチェックポイント

未公開株詐欺は「上場間近」の一言で投資家の判断力を奪う手口です。羽賀研二事件では破綻済み企業の株が3億円超で売却されました。勧誘者の信頼性を見抜く具体的な方法を紹介します。

存在しない企業の株を販売・・・羽賀研二未公開株事件

未公開株が買えるというとすでに存在している企業の株をイメージするかもしれませんが、よく似た企業名やすでに破綻してしまった企業の株を売りつける事件もあります。

2001年に起こった羽賀研二未公開株事件では、有名な芸能人だった羽賀研二氏が、知人の不動産会社社長に、上場間近の医療関連会社の未公開株を3億円以上で販売しました。実際はその企業はすでに経営破綻しており、羽賀氏は破綻後の会社の株を売りつけていました。

羽賀氏は「芸能人の自分だからこそ仲介できる」「ほかの人からも欲しいといわれている」「絶対損はさせない。元本保証する」などしつこく勧誘を行い、営業していたといいます。

「有名人であれば顔が広いからそういうチャンスもあるかも」と芸能人として活動した実績をもとに不動産会社社長に詐欺事件を仕掛けた羽賀氏ですが、この後も暴力団幹部に働きかけ、不動産会社社長を恐喝するなど悪事を重ねたといいます。

あなたに未公開株を進める人は信用できる人か

ベンチャー企業にとって上場は非常に大きなイベントです。創業者にとっては自分の経済的な自由や会社の成長がかかっている大きなマイルストーンです。ベンチャーキャピタルなどの出資が入っている場合は、ベンチャーキャピタルの利益確定のタイミングでもあります。その直前の情報があなたの手もとに届くのは自然なことでしょうか?

自分が実際に経営面でも深くかかわっている会社でもこうした持ち掛けはめったに来ないのではないでしょうか。よほど大きな貢献やこれからの貢献を期待されている場合以外では考えにくいはずです。また仮にこうしたオファーがあった場合は実際に自分がかかわっている関与度で話の真偽を判断できると思います。

一方で、まったく経営や事業に関与していないのにこうした話が来る場合は、注意が必要です。なぜこんなに巨額の利益を生む話が自分のところにくるのか、疑ってかかることが必要でしょう。

紹介してくれた人が信用できる人でも、この話が信用できるかは別問題です。自分が信用できるその道のプロで騙されてもチャレンジしたい場合は投資話に乗ってもよいかもしれませんが、不自然な売り込みがある場合はリスクを真剣に精査するべきかもしれません。

用語集

未公開株
証券取引所に上場されておらず、一般市場では売買できない企業の株式のこと。
上場
企業の株式が証券取引所で公開され、誰でも売買できるようになること。
経営破綻
企業が債務超過や資金繰り悪化により事業の継続が不可能になった状態。
詐欺罪
人を欺いて財産を交付させる犯罪。刑法246条で10年以下の懲役に処される。
と[CLUSTER_LINKS]はプレースホルダー付きで出力します。

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