Home 投資を学ぶ 不動産投資 中国人投資家が裏表の両面から日本へ浸食しているという話(後編)

中国人投資家が裏表の両面から日本へ浸食しているという話(後編)

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背乗りという言葉をご存じでしょうか?これはXなどのSNSで使われているスラングで、「戸籍乗っ取り」を意味します。背乗りは、主に日本において、他人の戸籍を不正に取得し、その身分を利用して生活する犯罪行為を指します。この行為は特にスパイ活動や詐欺目的で行われることがあり、日本人になりすまして生活するために行われます。

やくざなどの反社会的な生活を行っている日本人が犯罪歴を隠すために背乗りを行うケースは以前からあったといますが、最近ではアジア系の外国人がお金を出して日本の貧困層から戸籍を買うケースが増えていると言います。

中国人、韓国人、北朝鮮人などモンゴロイド系の民族の外見は日本人に非常によく似ています。女性の場合、韓国風メイクとファッションをすると国籍の見分けがつかないこともしばしばです。

そもそも日本は外国人には排他的な文化ではありましたが、最近では都心部、地方部を問わず、外国人居住者が増えてきたのと、もともと目に見える差別や暴力が日本ではすくないため、日本は中国人富裕層にとっては住みやすい国となっています。

お金で戸籍を買う富裕層

従来の日本人に交じって日本でビジネスをするビジネスマンや経営者が、日本人女性と結婚して日本に帰化するというケースは合法です。実際に身の回りでも見かけるという方もいいかもしれません。日本人は排他的な面があるのと、滞在ビザなどの問題から日本国籍をとり帰化している中国人経営者は少なくありません。こうした日本人とビジネスをするために日本に帰化する層とは別に、中国人と日本でビジネスをする中国人や、財産を中国から日本に持ち込み保全したいという中国人は、非合法に日本の戸籍を買い取るケースがあるという事です。

例えば大阪の西成区などには、経済的に困窮した貧困層が多数居住しています。こうした貧困層から戸籍を買い取り、身分を乗っ取るという背乗り行為を行う富裕層が存在するというわけです。

明確な犯罪行為なので実態を正確に知る人はすくないのですが、こうした商売が非合法ながら展開されていると言います。そうしたことも関係してか、西成区は中国人旅行客が山のように詰めかけています。東京の銀座や渋谷よりも、大阪の御堂筋のほうが外国人旅行客が多いように見受けられます。実際、夜の御堂筋は毎日がお祭りのような活気を呈しています。

日本に浸透する中国人投資家

中国人による日本の進出はマンションだけではありません。東日本大震災以前は、日本の原野を中国人投資家が買い取り、水源を堀り、天然水を中国に輸出するビジネスが盛んにおこなわれていました。また現在では杉の木を中国に輸出し、加工してアメリカに輸出するビジネスが隆盛を誇っています。

日本の天然資源を中国人がたくましく商っているのです。日本人が管理しきれない山林も中国人投資家が二束三文で購入し、木材を輸出したり水源地を独占するようなことも今後表面化してくる可能性もあります。

農業の面でもこうした動きがあります。中華食材のための農作物は日本で生産が始まっており、日本人農家と外国人農家が協働で運営しています。各地まで直接車で配送する代わりに毎日大量の野菜が消費されている状況が常態化しているといいます。

投資のチャンスはそこら中にあるが、目に見えていない

「なんらかの規制が必要だ」、「外国人が日本の土地や財産を所有するのはけしからん」という意見もあるでしょうが、ここではそうした政治的な論議はさておき、たくましく日本市場に浸透する外国人投資家たちが独自のロジックで根を張っているということが重要だと思います。私たち日本人の方が日本での投資は有利なはずですが、見えていない市場があり、その市場を外国人投資家たちがお金に変えているという事実が重要です。

ビジネスチャンスはそこら中にあるのですが見えないことには手が出せません。高い視座で広く見渡し、チャンスを認識し取り組んでいくことが必要となっています。

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