目次
銀行が営業成績欲しさに不正な融資に加担
この記事でわかること
- スルガ銀行が不動産業者と結託し審査資料を改ざんして不正融資を行った経緯
- 金融庁の業務停止命令とシェアハウス向け債務の代物弁済による異例の救済措置
- 被害者団体SS同盟の抗議活動が問題解決に果たした役割と教訓
スルガ銀行は不動産業者と結託し融資審査書類を改ざんした。被害は数千人規模に及び金融庁が業務停止命令を発動。シェアハウス案件では異例の債務取消しに至った。
スルガ銀行は提携している不動産業者に、審査基準をかいくぐる方法を示唆するだけではなく、資料を改ざんするなどの方法を伝え、実際に多くの不動産業者が手を染めました。テレビドラマなどで一躍有名になったシェアハウスを対象にしたローンでは、横浜にある支店が業者と結託して、実現性がないプランに積極的に加担し、融資を実施。業者の破綻とともにその実態が明るみになり、社会問題になりました。
スルガ銀行の不正な融資姿勢は、金融庁も問題視し、業務停止命令を出しました。その後も改善されることがなく、複数の被害者団体との訴訟や抗議行動を受け、シェアハウスに関しては異例の債務取り消し(担保である不動産を回収する代わりに債務をなかったことにする代物弁済)が実施されました。
スルガ銀行の不正融資に関しては、被害者団体SS同盟(スルガ銀行スマートデイズ被害者同盟)の抗議活動などが大きな成果を上げたといわれています。シェアハウスのっ問題に一応の決着がついたなかですが、シェアハウス以外のアパート・マンション一棟ものに関する被害はまだかいふくされておらず、SI同盟(スルガ銀行不正融資被害者同盟)などの被害者団体が活発に活動しており、事件の行方におおきな注目が集まっています。
用語集
- 代物弁済
- 担保不動産を銀行に引き渡す代わりに債務を消滅させる法的手続き。
- 不正融資
- 審査書類の改ざんや年収偽装により本来通らない融資を実行する違法行為。
- 業務停止命令
- 金融庁が法令違反の金融機関に対し一定期間の業務を禁止する行政処分。
- SS同盟
- スルガ銀行スマートデイズ被害者同盟。シェアハウス不正融資の被害者団体。
- スマートデイズ
- シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営し破綻した不動産会社。事件の発端となった。
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