投資と詐欺編集部 - ページ 46

「投資と詐欺」編集部です。かつては一部の富裕層や専門家だけが行う特別な活動だった投資ですが、今では一般の消費者にも未来の自分の生活を守るためにチャレンジしなくてはいけない必須科目になりました。「投資は自己責任」とよく言われるのですが、人を騙す詐欺事件は後を絶ちません。消費者が身を守りながら将来の生活に備えるための情報発信を行なっていきます。
491 Posts
0 Comments

L&G事件ー使っても減らないお金「円天」詐欺

2007年に崩壊した「円天」詐欺事件(L&G事件)は、「使っても減らないお金」と謳った地域通貨系ポンジ詐欺です。被害者約三4万人、被害額約1,000億円といわれる巨額詐欺の全貌を解説します。 事件の概要 株式会社ライフ&グリーン(L&G)は、会長の波和声一氏が設立した会社です。「地域通貨円天」を発行し、「1万円投資すると年間1.5倍になる」「使っても減らない」と謳って全国から出資者を募っていました。実際には地域通貨としての実体はなく、後から入金した出資者のお金を先からの出資者への利子支払いに充てる典型的なポンジスキームでした。 事件の教訓 「使っても減らない」は存在しない:そのような金融商品は存在しない。自然各定を超える利回りを約束する商品は必ず詐欺またはポンジと考えるべきです 地域通貨・現物資産への利用:「地域のためになる」「現物に裸われている」などの語り口は詐欺でよく使われる手口です 金融庁登録の確認:投資商品を勧誘する業者は必ず金融庁登録が必要。未登録業者に投資しない 関連記事 ポンジスキームとは?仕組み・歴史・見分け方を徹底解説【2026年版】 金融庁未登録業者とは?登録確認方法と被害事例を解説【2026年版】

近未来通信事件(2007年)

今回は、近未来通信事件はどんな手口で人々を騙したのか、被害者はどうなったのかについて解説していきます。

財宝を積んだ沈没船引き上げ詐欺ーリッチランド事件(2007年)

2007年に発覚したリッチランド事件は、「沈没船に財宝が積まれている」「引き上げれば大儲けできる」と謳って多数の出資者から資金を集めた架空投資詐欺です。主犯の野本義昭被告は1990年代後半から勧誘を開始し、被害者総数は数百人、被害額は数十億円に及ぶとされています。 手口と事件の経緯 野本氏は「フィリピン沖に沈んだスペイン船に大量の金銀財宝が積まれている」「引き上げ資金を提供すれば配当が得られる」と主張し、セミナーや口コミを通じて出資者を募りました。実際には引き上げ作業は行われておらず、後から集めた出資金を以前の出資者への配当に流用するポンジスキームでした。2007年に詐欺罪で逮捕され、有罪判決を受けています。 この事件の教訓 ロマンに付け込む詐欺:「財宝」「秘密の情報」「選ばれた人だけに」といった演出は詐欺師の常套手口です 現物・証拠の確認:実際に存在を確認できない資産への投資は、どんなに魅力的に見えても詐欺と疑うべきです 金融庁登録の確認:投資を勧誘する業者は必ず金融商品取引法の登録が必要です 関連記事 ポンジスキームとは?仕組み・歴史・見分け方を徹底解説【2026年版】 カーボンクレジット・現物資産投資詐欺とは?見分け方【2026年版】

ハチの巣エキスのマルチ商法ー全国八葉物流事件

1999年に沖縄県北谷町に本社を置く健康食品会社全国八葉物流を中核とする「八葉グループ」はハチの巣のエキスなどで作ったとされる高額な健康食品によるマルチ商法(連鎖販売取引)を行いました。

同グループは2001年まで「代理店などになれば栄養補助食品の販売利益の配当が得られ、1年間で出資金が2倍になる」などと謳い、マルチ商法を装って約5万人から1500億円近い金を集めていました。

大和都市管財事件(2001年)

日本で、社会現象となりニュースにもなった豊田商事事件に続き、第2の豊田商事事件と言われている大規模な詐欺事件があります。それが2001年に起こった大和都市管財事件です。大和都市管財事件とは、不動産やゴルフ場経営を行っていた会社である大和都市管財が抵当証券を1100億円相当も乱売したにもかかわらず、経営破綻し証券の購入者1万7千人以上が大きな経済的損失を被った事件のことです。

銀行もグルだった・・・スルガ銀行不正融資事件

スルガ銀行不正融資事件とは、マンションやアパートの投資にかかわる個人向け融資で、スルガ銀行が不正を行い多くの消費者に損害を与えた詐欺事件です。

給付金詐欺ーコロナ関連の不正受給

経済活動を活性化するために制度が設定される給付金。こうした給付金はできるだけ多くの利用者に活用しやすいように制度が設計されるため、不正に利用されるリスクにさらされています。最近ではGOTOトラベル制度を悪用した旅行代理店大手のHISのグループ会社の不正受給が大きな話題を呼びました。またそれ以外にも2020年には持続化給付金詐欺としてコロナ関連給付金を不正に受給したとして、279人が検挙されました。被害総額は2億円強に上っています。

未公開株投資詐欺ー羽賀研二事件

上場すると株価は上がります。そのため未公開株を安価に手に入れて、上場したタイミングで売却できれば大きな利益を期待できます。みんなそうした知識を持っていますが、実際に未公開株を購入できるチャンスはなかなかありません。そうした「未公開株をかえたらなぁ」という投資家の夢に付け込むのが未公開株詐欺です。

著作権譲渡詐欺ー小室哲哉事件

TMネットワークで着実にファンを増やし、1990年代には安室奈美恵、TRF、globeなど1990年代の音楽シーンをリードした巨匠小室哲哉氏。小室ファミリーと言えば日本中で知らない人はいないほどでした。香港のベンチャー株式市場GEMに打って出たものの株価が急落したことを契機に、資産を失った小室氏は、経済的に困窮し2008年に音楽の著作権の譲渡に関する詐欺事件を起こしています。

ポンジスキーム

日本語では出資金詐欺と呼ばれる詐欺の手法です。詐欺師が出資金に応じた配当を支払うことを約束して事業への出資を募ります。実際は出資金を投資や運用には利用しないので、配当金の支払いに回します。さも事業が順調なように演出しながら、出資者の友人や知人も加入するように勧誘を促したり、広告などを積極的に展開します。十分な規模の出資を集めたら計画倒産して行方をくらまします。

Find me on

spot_img

Latest articles

Newsletter