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    SNSやマッチングアプリで被害者が急増する投資セミナー被害

    老後の生活費が2000万円不足するなどの報道や新NISAなどの情報によって、年々投資が身近になってきています。その対象は若者にも広がっており、高校の授業で投資にふれるカリキュラムが組まれるなど、従来とは大きく変わってきました。

    そんな中、若者の間にも投資トラブルが広がっています。その大きな入口の一つが、マッチングアプリです。投資と同様に、交際相手を探すマッチングアプリも急速に市民権を得ています。以前から宗教やネズミ講をサークル活動の一環として行う動きがありましたが、マッチングアプリにもその動きが広がっています。

    詐欺師たちは、若者たちを100万円を超える高額なセミナーや投資スキームに参加させるために、マッチングアプリを使ってまずは無料の投資セミナーに誘います。これらの若者は、仮想通貨や外国為替取引などの投資による高収益に惹かれ、無料セミナーに誘導されます。

    1. 投資への関心の高まり: 若者の間で投資への関心が高まり、投資セミナーの高額契約に騙された学生に関する相談が増加しています。
    2. 勧誘手法の変化: 以前は大学内の先輩や友人を通じた詐欺が主でしたが、COVID-19パンデミック以降、マッチングアプリを使用する方法にシフトしています。
    3. 投資詐欺に関する統計: 日本の国民生活センターは、特に10歳から20歳の若者を対象とした投資詐欺に関する苦情が大幅に増加していると報告しています。
    4. 被害者のプロファイル: 18歳から29歳の被害者が2019年に平均約85万円を失い、2023年にはわずかに増加しています。大学生や専門学校生が被害者の大部分を占めています。
    5. 詐欺の方法論: 詐欺師はマッチングアプリを使って関係を築き、成功した投資の話でターゲットを誘惑します。彼らはしばしば「投資の先生」のセミナーに参加することを提案し、契約を結ぶように説得します。
    6. 法的対処の難しさ: セミナーは実際に行われているため、詐欺とは技術的には見なされず、警察が直接介入するのは困難です。
    7. 詐欺を避けるためのアドバイス: 専門家は、友人や知人から提示される簡単なお金の投資機会に対する懐疑心を持つことを勧め、このような勧誘に基づいて消費者金融アプリをダウンロードしたり、投資セミナーに参加することに反対しています。

    人生を思い通り生きる際に、お金は必要な要素です。仕事をする以外に投資を行うことは人生おより豊かに生きるために効果的な手段になりつつあります。ですがわたしたちは投資に対して十分なノウハウをもっていないことが多いのではないでしょうか。

    だからこそ一度の投資で致命傷を負わないこと。失敗しても何度も取り組む体力と気力を持っておくこと。失敗から学び改善と学習を絶えず続けることが大事になってきます。小さくたくさん失敗して、手堅く稼ぐ自分なりの方法論を見つけることが重要です。情報収集と並行してリスクを感じ取る目利きと何度でも立ち上がる意識を高めていきましょう。

    投資と詐欺編集部
    投資と詐欺編集部
    「投資と詐欺」編集部です。かつては一部の富裕層や専門家だけが行う特別な活動だった投資ですが、今では一般の消費者にも未来の自分の生活を守るためにチャレンジしなくてはいけない必須科目になりました。「投資は自己責任」とよく言われるのですが、人を騙す詐欺事件は後を絶ちません。消費者が身を守りながら将来の生活に備えるための情報発信を行なっていきます。

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