Home その他 SNSでのロマンス詐欺。2023年大分県では18件2億4000万の被害が発生

SNSでのロマンス詐欺。2023年大分県では18件2億4000万の被害が発生

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詐欺師の手口は多岐にわたりますが、だまされないために基本的な型を知っておくことが重要です。今回はロマンス詐欺に関してご紹介します。ロマンス詐欺は恋愛感情を悪用して金銭を捲き上げる悪質な詐欺の手口です。たとえば2023年に大分県内で発生した18件の被害総額は約2億4000万円に上ります。被害者の年齢層は30代から70代で、特に50代が中心でした。

大分県で発生したロマンス詐欺の手口は以下のような流れで行われていました。

  1. SNSやマッチングアプリを介した接触: 犯人は外国人や海外居住者を名乗り、InstagramやFacebookなどで被害者に接触します。
  2. 恋愛感情の植え付け: 会話を通じて、「将来あなたと暮らしたい」といった言葉で恋愛感情を抱かせます。
  3. 虚偽の投資話の持ちかけ: 犯人は「私に金を預けたら投資で稼いであげる」と言って、指定の口座への振り込みや暗号資産での送金を要求します。
  4. 一時的な返金: 最初は振り込んだ金額以上を返金して投資がうまくいっていると装いますが、その後被害者はお金が戻らないことに気付きます。

大分県警安全・安心まちづくり推進室の高橋直樹室長は、未知の人物との金銭のやり取りは詐欺の可能性があるとし、SNSの設定を変更して知らない人からのメッセージが届かないようにする対策を提案しています。

このような事件に巻き込まれないためには、以下の点に注意することが重要です:

  • SNSやマッチングアプリでの新しい出会いには慎重に対応する。
  • 金銭のやり取りを要求されたら、即座に専門家や警察に相談する。
  • SNSのプライバシー設定を見直し、不審な人物からのアクセスを制限する。

人とつながりたい、恋がしたい、お金をかせぎたいと思う気持ちは非常に人間らしい感情です。こうした気持ちを大事にして人生を前向きに生きることは重要ですが、悪用してだまそうとしている詐欺師が実際にいることも事実です。

被害に遭わないよう心がけることも大事ですが、たとえ被害にあっても問題ない金額を自分で定め、リスクマネーと割り切って取り組むことで生活を破綻させないバランス感覚を持つようにしましょう。

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