2022年現在、台湾を中心に起こっている非情な詐欺事件で多くの人命が失われている(かもしれない)ことをご存じだろうか。カンボジア・ヘッドハンティング連続詐欺事件ともいうべき内容で、「カンボジアで新しい事業を立ち上げるのでヘッドハンティングに応じないか?」と勧誘を受けて、ヘッドハンティングに応じ、台湾からカンボジアに渡航した数千人が失踪しているという。
海外で警戒が高まっている国際ヘッドハンティングの闇
台湾のネット新聞を読んでたらトップに 「(台湾人だけで)今年カンボジアに6400人が渡航、うち数千人が行方不明」って出てて震えましたね…あまりに規模が大きすぎる。https://t.co/gynkrUep9i
— 都市商業研究所(都商研) (@toshouken) August 21, 2022
海外へのヘッドハンティングには大きなリスクが存在する。かつて日本の電機メーカーで開発や生産を担当していた日本人が数千万円の年棒を提示され、転職した後に、1,2年でノウハウを伝達した上に、契約を切られる事件が多発した。これは詐欺ではないが慣習の違いが大きな生活へのインパクトである失業につながったということで一部では大きな関心を集めた。
仕事を失うのは痛手だが、まだ再出発はできる。しかし今回のカンボジア・ヘッドハンティング連続詐欺事件では、渡航したハイスキルな数千人の台湾人渡航者が行方不明になっているという。
いのちをだいじに
命まで失ってしまうという痛ましい事件に発展している可能性があり、警戒が必要だ。
背後には大規模な臓器売買、人身売買組織が存在するといわれており、違法行為・暴力的手段をいとわない組織に対して一般人レベルではとても太刀打ちできないだろう。君子危うきに近づかず、という自衛手段をとっていくほかに身を守る方法はない。
海外でのキャリアアップを志す人は少なくないだろうが、致命的なリスクに対する警戒は怠らないように心がけてほしい。
あくまでもネット上の噂ベースであり、真偽を確認したわけでは無いが、警戒をするに越したことはないため、今回紹介させて頂いた。