世情不安が続くと金の相場が高騰します。格好の投資機会でもあるわけですが、こうした世間のトレンドを背景に詐欺の勧誘も横行しています。2023年に山梨県の70代女性は、SNSで勧誘された投資家を名乗る人物の「金相場に投資すると儲かる」という勧誘に応じたことがきっかけで、約1億円の被害をうける結果となりました。
目次
1. 事件の概要
- 山梨県内の70代女性がSNSを通じて投資家を名乗る人物による金の取引による資産運用の話に騙され、約1億円を詐欺された。
2. 被害者と詐欺師の出会い
- 女性は2023年夏ごろ、SNSを介して投資家を名乗る人物と知り合い、投資話に巻き込まれました。
3. 詐欺の手口
- 詐欺師は女性に「金を購入すればもうけが出る」と説明し、資産運用を勧めました。
- 女性は「取引のためにはアプリが必要で、現金を振り込むとアプリに表示される金額が増える」と伝えられ、指定されたアプリをダウンロードして取引を始めました。
4. 被害の進行
- 女性は、アプリ上で短期間に多額の利益を確認し、14回に分けて合計約9931万円を指定された複数の口座に振り込みました。
5. 被害の発覚と対応
- 利益が出金できないことや、様々な理由で現金を要求されることから、女性は詐欺に気づき、警察に被害届を提出しました。
6. 警察の捜査と公共の警告
- 警察はこの事件を詐欺事件として捜査中で、SNS上での投資募集の手口に対する注意を呼びかけています。
この記事は、山梨県警捜査2課、NHK山梨県のニュース、UTYテレビ山梨、YBS NEWS NNNなどの情報を基に作成されています。これらの情報に基づくと、詐欺師はSNSを利用して信頼を築き、投資話で被害者を誘い込み、大金をだまし取る手口を用いていました。被害者は利益が出金されないことに気づき、詐欺に気付いた模様です。
勝手にグループLINEに追加されたら即刻脱退!
SNS投資詐欺というグルーピングされる投資詐欺です。LINEを利用していると、心当たりもない人物から勝手にグループLINEに追加されて、興味本位で覗いてみるとカリスマ投資家がいて大儲けしているなどの会話が続いたら、それはもう詐欺と疑ってかかるべきです。いち早くグループを抜けるなどの対策を取るようにしましょう。