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    スルガ銀行不正融資の被害者たちが福岡で150人規模の抗議デモ。駅前通りを埋め尽くす。

    投資用不動産の詐欺事件に発展しているスルガ銀行不正融資事件。被害者は全国に及び、被害額は巨額に上る。これを受けて、福岡で150名以上の被害者がデモを行った。現状ではシェアハウスの問題は解決したが、アパートマンションの問題はまだ解決していない。被害者団体によると、これからも全国でデモ活動などを続けていく考え。

    福岡駅前の通りを埋め尽くす150人の抗議デモ

    2022年4月15日金曜日の夕方、曇り空の下、スルガ銀行福岡支店前にて、スルガ銀行不正融資被害者によるデモが行われた。このデモには全国から150人の被害者が駆け付け、大通りを埋め尽くした。

    【スルガ銀行福岡支店の前で声を上げるSI被害者同盟】

    今回のデモでは、被害者の何人もの悲痛な叫びによる抗議が続いた。被害者の中には外国人もおり、英語での抗議も行われた。その後、「スルガ銀行は被害者に謝罪しろ!」「スルガ銀行は適切な業務を行え!」などのシュプレヒコールが福岡の街に何度も響いた。

    【外国人の被害を訴える英語の横断幕】

    大声での抗議が行われると同時に、被害者から抗議に関するビラが配布された。ビラを受け取った通行人は、興味深そうに一連のデモ活動を眺めていた。

    【抗議の声を上げる冨谷皐介さん】

    被害者の一人である冨谷皐介さんは、これまでのスルガ銀行の対応を非難した上で、今後誠実な対応を行うべきと訴えていた。冨谷さんは、スルガ銀行シェアハウス不正融資問題(SS問題)の被害者代表であり、被害者をまとめ上げてスルガ銀行の株主総会に参加するなどして、SS問題を全面的な解決に導いた実績がある。

    関係者の声

    今回のデモを行ったSI(スルガ銀行不正融資問題)被害者同盟の関係者に話を聞いた。「シェアハウス問題は解決しましたが、アパート・マンション問題はまだ未解決のままです。」「SI被害者同盟には全国の被害者が加入しており、加入人数は400人を超えています。」「スルガ銀行との直接対話は進んでいません。不正な融資に関与した銀行が取るべき責任をこれからも追及していきたいです。」「スルガ銀行が対話に参加しないために、全国でこの問題が発生しています。今後もスルガ銀行の各支店の前でデモ活動は続けていこうと思います。」とのことでした。

    被害者の訴えにスルガ銀行は向き合うのか

    スルガ銀行は不正な融資を斡旋する不動産業者のずさんな営業活動に加担し、一般消費者に負えないような巨額の融資を実行しました。その融資の姿は金融庁にも問題視され、営業停止などの処分を受けた後、被害者救済に向けて取り組むと発表していたはずです。果たしてこの問題が本当の解決を迎えるのはいつになるのでしょうか。

    投資と詐欺編集部
    投資と詐欺編集部
    「投資と詐欺」編集部です。かつては一部の富裕層や専門家だけが行う特別な活動だった投資ですが、今では一般の消費者にも未来の自分の生活を守るためにチャレンジしなくてはいけない必須科目になりました。「投資は自己責任」とよく言われるのですが、人を騙す詐欺事件は後を絶ちません。消費者が身を守りながら将来の生活に備えるための情報発信を行なっていきます。

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