2024年6月26日、スルガ銀行不正融資被害者がスルガ銀行の株主総会に詰めかけていました。総会の前に早朝からスタンディングデモを行い、総会の後にはスルガ銀行の本店前でデモを行うなど、被害者たちは抗議の意思表明を体を張って行っていました。
今年の株主総会は300名近くの被害者がここ沼津に集まっていました。話を聞いてみると、「ちょうど一年前にスルガ銀行の社長はこの問題を早期解決すると世間的には言いながら、まるで解決していません。」
「実はこの問題は私たちだけの問題ではない。今、国が岸田総理が若い人たちに対しても、老後の不安を煽り、貯蓄から投資へという流れになっているところです。国民の多くが将来に不安を持っている。」
「スルガ銀行が起こしたシェアハウス問題は一応の解決を見たのだが、それより昔から行われていたアパートマンション問題はまだ一向に解決されていない。」
「スルガ銀行は不正の問題は「誰に責任があったのか?」「誰が悪かったのか?」ということを求めて、今現在、静岡地裁で「現経営陣」が「旧経営陣、創業の岡野家」を相手取り裁判が行われているところ。まさにスルガ銀行vsスルガ銀行という構図の裁判である。」

「不正融資によっての精神的ダメージや金銭的な問題でどうしても来れない被害者もいる」「スルガ銀行の最重要課題と株主総会では毎年言っているが何の変化もない。嵯峨前社長はその問題を放置し逃げるように退任した。」
「毎年スルガ銀行の株主総会はブロックを仕切るように鉄柵が設けられている。私たちはスルガ銀行に攻撃をしようということではないのに、鉄柵は被害者である株主を拒絶する形としか思えない。一体誰の発案でしょうか?」
などデモに参加する参加者たちは心に抱えるスルガ銀行への不信感やつらい気持ちを語ってくれました。
総会後のデモではスルガ銀行の営業中の本店の方に向いて「聞こえてますか?真っ当な行員さんに届いてほしい!」などと語りかけるような状況もありました。もちろん本店からは何の反応もありませんでした。