住所不定、無職の井田しずく容疑者(27)は、マッチングアプリで知り合った男性から多額の金銭を詐取したとして、2024年11月28日に詐欺容疑で逮捕されました。被害者は全国に広がり、被害総額は数千万円に上ると報じられています。いわゆるロマンス詐欺です。(写真は「井田しずく」で検索した際の画像検索の結果画面)
2021年3月から~24年10月までの間に、約90人から計約1億300万円をかすめとったとみられていますが、そのお金はホスト遊びとインターネットカジノに使ったと供述しているようです。
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井田しずく容疑者の「頂き」の手口と被害状況
井田容疑者は、マッチングアプリで知り合った男性に対し、「キャバクラで働いた給料が盗まれた」「託児所代が払えない」などと嘘をつき、金銭を要求していました。これらのメッセージには、「死にたい、人生詰んだ」などの表現も含まれ、相手の同情心を誘う手口が用いられていました。
警視庁の調べによれば、井田容疑者は少なくとも約90人の男性から総額約1億円をだまし取った疑いがあります。被害者の中には、一度も直接会ったことがないにもかかわらず、多額の金銭を渡したケースも報告されています。井口容疑者は「お金を出してくれたらなんでもする」とメッセージを送り自分の下着姿や裸の写真をアプリで送っていたと言います。
井田しずく容疑者が詐取した金銭の使途
詐取した金銭は、主に新宿・歌舞伎町のホストクラブでの豪遊に使われていた他、本人の供述では「インターネットカジノで使った」とされています。井田容疑者は複数のホストクラブに頻繁に出入りし、シャンパンタワーを行うなどの派手な遊びを繰り返していたとの証言があります。
井田しずく容疑者の背景と人物像
井田容疑者は東京都板橋区出身で、10代で子どもを出産し、実家に預けていたとされています。幼少期から虚言癖や窃盗癖があり、同級生からの信頼を失っていたとの報道もあります。
この事件は、マッチングアプリを悪用した詐欺の典型例として注目されています。被害者の多くは、恋愛感情や同情心を利用され、多額の金銭を騙し取られました。このような手口に対する警戒が呼びかけられています。
井田容疑者の手口は、「頂き女子」と呼ばれる女性による詐欺事件と類似しており、「第二の頂き女子」とも称されています。同様の手口による被害が他にも報告されており、警察は注意を呼びかけています。
今後の展開
警察は、井田容疑者の余罪や共犯者の有無について引き続き捜査を進めています。また、被害者の救済や再発防止策についても検討が進められています。
この事件を通じて、マッチングアプリの利用者は、相手からの金銭要求に対して慎重になる必要性が再認識されています。また、同様の手口による被害を防ぐための啓発活動の重要性も指摘されています。