世界情勢が不安定で、景気後退の足音が聞こえている昨今ですが、そんな時代でも株価は動き、好調な業績を示す企業が登場しています。投資と詐欺編集部では、数万円からでもできる投資として株や投資信託への投資は行っていくべきだと考えています。今回はまさに株を買って儲けたい!と毎週考えている編集部メンバーの注目株をご紹介していきます。
本日のご紹介は、超低金利時代が続く中で、インフレ前にほしいものを買うお手伝いをしてくれるあの会社を取り上げます。
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株価1000円から40%もアップ!配当も4%以上
一時期3000円近くをつけた株価が1000円と3分の1に下落していたのですが、最近40%も株価を上げた銘柄があります。しかもその銘柄は配当もなかなかよく、2023年3月期の配当は一株60円と予想されています。その銘柄の名前は、アルヒです。
アルヒは、日本の居住用不動産ローン「フラット35」を扱う代理店の中でも、もっとも多くの取り扱い件数を誇る代理店です。直営店舗の展開のほか、フランチャイズ展開をおこなっており、その店舗網は日本全国をカバーしています。
株価が1000円で配当が年間60円の場合、配当は年利6%です。つまり100万円もっていれば年間6万円の配当が見込めます。現在の株価は1399円ということですが、フラット35の売れ行きが落ちているようで、もう少し下落するかもしれません。それに伴って配当も減る可能性はありますが、米国株に投資していれば安泰だった過去数年のトレンドが崩れたことに不安を感じている方にとっては、100万円で4万から6万円の配当が期待できる投資はなかなか魅力的ではないでしょうか。
日銀はまだ低金利、円安を一定の期間維持せざるを得ない状況ですので、為替はまだまだ上下するでしょうが、居住用最安のローンを国内で販売するネットワークを持っているアルヒは、金利が上がって市場が居住用不動産市場がシュリンクしても負けにくい企業です。購入を検討してもよい銘柄といえるかもしれません。
編集部内では、10万円から100万円くらい買っても損しないのでは?という声があがった銘柄でした。
でも事業リスクも大きいよね、という話
株価だけの話で言えば、アルヒは面白そうですが「投資と詐欺」読者のみなさんはお気づきのように、アルヒにはスルガ銀行と同じ不動産融資ローンでも未解決の問題があります。アルヒはフランチャイズ制を敷いて、全国に支店網を設け、日本一のフラット35販売実績を達成しているのですが、フランチャイズの加盟店が、一部の悪意ある仲介者によって騙された一般の消費者からの申し込みで、投資用不動産の融資に使われる事態が発生しています。
フラット35は自分が住むための不動産購入にしか利用できませんが、無知な消費者を騙し、書類の偽造や目的を偽った融資を申し込ませるという手口が横行しています。テレビなどでも問題として取り上げられていますが、まだこの問題の全体像はみえません。相当広く被害者がでているようなので、今後大きな問題に拡大するリスクもあります。
一緒に世情不安の時に伸びる株を探そう
株式市場を正確に読み解き、株価を言い当てることは難しい取り組みです。時代が大きく動いている最近では特にそんな難しさを感じる出来事が起こっています。
軍事的緊張、エネルギー危機、食料危機、半導体不足、コロナ禍、超円安、、。
ですが、近年世界を覆う暗い話題の陰には、死にもの狂いで、世界を支え、その結果業績を大きく向上させた企業も数多く存在します。ピンチの陰にはチャンスもあります。
投資と詐欺編集部ではさらなる注目株を探して毎週情報発信していく予定です。