## GLOSSARY
本記事では、FX・投資詐欺の被害に遭った際に連絡すべき9つの相談窓口を、電話番号・受付時間・相談できる内容とともに一覧でまとめます。被害状況に応じた「どこに相談するか」の判断フローも整理していますので、まず読み込んでから行動に移ってください。
目次
FX・投資詐欺で被害に遭ったらまずやること
相談窓口に連絡する前に、必ず以下の2つを先に行ってください。これが後の回収交渉を左右します。
- 証拠をすべて保全する:詐欺業者とのチャット・メッセージ・通話履歴、振込明細・入金記録、販売ページのスクリーンショット、契約書・投資詳細のコピーなど、コンタクトした第三者の情報も多いほど後で役に立ちます。
- 相手との連絡は一旦停止する:はっきり詐欺だと判断した場合は、それ以上追加入金をしないよう、連絡を断ち切ることが重要です。「今入金すれば返金できる」などの話術に乗せられると二次被害のリスクがあります。
被害状況別:どの窓口に相談するかの判断フロー
投資詐欺の被害状況は人それぞれ異なります。下記を参考に、自分の状況に合った窓口を選んでください。複数の窓口に並行して相談することも有効です。
- 「詐欺かどうか分からない」「まずは誰かに話したい」 → 188番(消費者ホットライン)に電話
- 「振込でお金を払った」「出金できなくなった」 → 金融庁詐欺専用ダイヤル・警察(#9110)へ並行相談
- 「返金を要求したい」 → 消費者ホットライン・弁護士・法テラスのいずれか
- 「登録業者か確認したい」 → 金融庁サービス利用者相談室
- 「投資詐欺の情報を当局に提供したい」 → 証券取引等監視委員会(SESC)
相談窓口一覧(9機関)
① 消費者ホットライン(188番)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 188(局番なし) |
| 受付時間 | 各地の消費生活センターによる(平日・土日対応センターあり) |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | 投資詐欺・FX詐欺・クーリングオフ・返金交渉の初期相談 |
電話すると、住所を伝えるだけで最寄りの消費生活センターに自動的につないでくれます。クーリングオフの適用可否、返金交渉の方針など幅広くアドバイスをもらえる最初の一歩として最適です。相談は無料で、匿名でも受け付けてもらえます。
② 金融庁詐欺専用ダイヤル
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 0570-050588(IP電話からは03-6206-6066) |
| 受付時間 | 平日 10:00~17:00(Web受付は24時間) |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | SNS型投資詐欺・FX詐欺・暗号資産詐欺・無登録業者への投資被害 |
2023年以降のSNS型投資詐欺急増を受けて金融庁が開設した専用ダイヤルです。電話相談のほか、金融庁のWebサイトからも24時間相談を受け付けています。違法業者の調査・取り締まりに直結する機関のため、被害届と並行して通報することで業者への抑止力になります。
③ 金融庁金融サービス利用者相談室
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 0570-016811(IP電話・PHSからは03-5251-6811) |
| 受付時間 | 平日 10:00~17:00 |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | 業者の登録確認・金融機関とのトラブル・投資勧誘に関する一般相談 |
業者が金融庁に登録されているかどうかの確認、金融機関とのトラブルに関するアドバイスを受けられます。あっせん・仲介・調停は行えませんが、論点の整理や他機関の紹介をしてもらえます。「この業者は合法か」という判断を仰ぐ際にも活用できます。
④ 警察相談ダイヤル(#9110)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | #9110 |
| 受付時間 | 平日 8:30~17:15(都道府県警察本部による) |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | 詐欺被害の相談・被害届の前段階の確認・振込先口座の凍結申請 |
被害届を出す前の相談窓口として機能します。振り込み直後であれば振込先口座の凍結申請(振り込め詐欺被害回復制度)を急ぐ必要があり、#9110または最寄りの警察署に直接駆け込むのが最速の対応です。振込から時間が経つほど口座残高が引き出されるリスクが高まります。
振込先口座の凍結申請は、口座が空になる前に行う必要があります。振込に気づいた当日中に#9110または警察署・銀行に連絡してください。振込元の銀行にも連絡し、送金の停止・組み戻し手続きを依頼できる場合があります。
⑤ 法テラス(日本司法支援センター)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 0570-078374(サポートダイヤル) |
| 受付時間 | 平日 9:00~21:00 / 土曜 9:00~17:00 |
| 費用 | 初回無料(弁護士等への依頼は有料) |
| 相談内容 | 弁護士・司法書士への無料法律相談、費用立替制度の案内 |
弁護士・司法書士を探したいが費用が心配という方に向いています。収入が一定以下の場合は弁護士費用の立替制度(審査あり)が利用できます。また、全国どこからでも近くの弁護士や法律相談センターを紹介してもらえます。
⑥ 証券取引等監視委員会(SESC)・情報提供窓口
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連絡方法 | Webフォームまたは郵送(SESC公式サイト) |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | 違法な有価証券取引・FX詐欺・インサイダー取引などの情報提供 |
個人的な返金を直接手助けしてもらえる窓口ではありませんが、違法業者の取り締まりにつながる情報を提供することで同種被害を防ぐ役割を担います。被害情報が一定数蓄積されると調査・摘発が動くため、「泣き寝入りで終わりたくない」という方は積極的に活用してください。
⑦ 日本証券業協会・投資者相談デスク
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-344-999(フリーダイヤル) |
| 受付時間 | 平日 9:00~17:00 |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | 株・社債・FXなどに絡む投資詐欺・悪質な投資勧誘に関する相談 |
株や社債をかたった投資詐欺、FX名目での悪質勧誘などに対応しています。金融庁への通報や弁護士紹介のつなぎ役としても機能します。
⑧ 弁護士・弁護士会の法律相談センター
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連絡方法 | 各都道府県弁護士会の法律相談センターに電話・窓口予約 |
| 費用 | 30分5,500円(税込)が目安/無料相談会あり |
| 相談内容 | 返金請求・内容証明送付・訴訟・クーリングオフ交渉など法的手続き全般 |
返金額が30万円以上になる場合や、業者が国内に拠点を持つ場合は弁護士への依頼が現実的な選択肢です。成功報酬型(回収額の15~30%程度)で依頼できる事務所もあるため、手元資金がなくても相談できます。ただし「必ず取り戻せる」と断言する弁護士や事務所には注意が必要です。
⑨ 一般社団法人金融先物取引業協会(FFAJ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連絡方法 | FFAJ公式サイトからWebフォーム |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | FX・外国為替証拠金取引業者に関する苦情・紛争解決(ADR) |
金融庁に登録された国内FX業者との間でトラブルが生じた場合、FFAJが中立的な立場でADR(裁判外紛争解決手続き)を行います。業者側も対応に応じる義務があるため、正規の国内業者との間のトラブルには特に有効です。海外の無登録業者との間では利用できません。
⑩ 国民生活センター(国民生活センター相談)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 188番より紹介される形式または直接地元の国民生活センターへ |
| 受付時間 | 平日限り(地域による) |
| 費用 | 無料 |
| 相談内容 | 消費者トラブル全般・詐欺被害の相談・事例分析・専門機関への紹介 |
188番から紹介される消費生活センターの上位機関です。全国の詐欺相談事例を集約しており、類似事例や詐欺業者の情報を持っている場合があります。弁護士・警察への紹介も積極的にしてくれます。
弁護士への依頼を検討すべきケース
消費生活センターや金融庁への相談だけでは解決が難しい場合があります。以下に1つでも当てはまる場合は、弁護士への相談を検討してください。
- 被害額が30万円を超えている
- 業者が国内に住所・口座を持っている
- クレジットカードや消費者金融で借り入れをして入金した
- 業者から「今すぐ追加入金すれば取り戻せる」と連絡が来ている
- クーリングオフ期間(20日以内)がまだ残っている可能性がある
特に、クレジットカードで入金した場合はチャージバック(支払い取消)の申請ができる場合があります。カード会社への連絡は被害に気づいてから 60~120日以内が目安です。早めに問い合わせてください。
絶対に避けるべき「二次被害」の手口
FX・投資詐欺の被害者は、「取り返し屋」と呼ばれる二次詐欺業者のターゲットになりやすいことが知られています。以下のような接触には絶対に応じないでください。
- 「被害金を取り戻してあげる」「詐欺業者と交渉できる」と名乗って連絡してくる
- 「着手金・調査費用」として先に振込を求めてくる
- 弁護士・行政書士でもないのに「法的手続きができる」と主張する
- 被害者リストを入手して電話・SNSで接触してくる(名簿業者経由)
本物の弁護士は依頼前に費用の見積もりを書面で提示し、着手金を求める場合も受任契約を締結してから請求します。「振込してください」という口頭のみの要求には絶対に応じないことが鉄則です。
まとめ:相談先早見表
| 状況 | おすすめの相談先 |
|---|---|
| まず何をすべきか分からない | 188番(消費者ホットライン) |
| 振込したばかり(当日~3日以内) | #9110(警察)+振込元銀行に即連絡 |
| SNS型投資詐欺・FX詐欺の被害 | 金融庁詐欺専用ダイヤル 0570-050588 |
| 業者が合法か確認したい | 金融庁相談室 0570-016811 |
| 返金請求・法的手続きを進めたい | 弁護士(法テラス経由 0570-078374) |
| 費用をかけずに弁護士に相談したい | 法テラス 0570-078374 |
| 違法業者の情報を当局に提供したい | 証券取引等監視委員会(Web) |
| 国内FX業者とのトラブル | FFAJ(ADR) |
投資詐欺の被害は「恥ずかしくて誰にも言えない」と一人で抱え込みがちですが、早く動くほど回収の可能性が高まります。まず188番に電話するだけでも構いません。専門家に話すことで、気づかなかった選択肢が見つかることもあります。
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