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    新築不動産投資と中古不動産投資

    不動産投資には新築と中古の2つの種類がある

    不動産投資は多くの種類がありますが、新築不動産投資がよいか中古不動産投資がよいかという議論は根強く残っています。「両方ともやり方次第で収益を上げられる。投資を実施する人の目的次第で正解は変わる」というのが結論です。ではどんな人にそれぞれ向いているかを考えていきましょう。

    土地を持っている人は新築がおすすめ

    新築不動産投資は土地があってそこに不動産を新規に立てる投資です。土地がすでにある場合は投資金額を抑えることができます。土地を担保にすることで新規の資金投下をおこなわなくても借り入れだけで一戸建てやマンションやアパートを建てることが可能になります。

    新築には新築プレミアムと呼ばれる不動産業者や建築業者の利益相当分が価格に転嫁されています。その分、物件価格が高めになるのですが、物件は新築です。10年などの保証もついてきます。たてた後のメンテナンスコストもかかりませんし、入居者もすぐにつけやすいので、早期に収益化をみこむことができます。

    一方で新築と呼ばれる時期はあっというまに過ぎていきます。物件は10年、20年、30年と運用していくものですので、初期の購入価格が高いことは不利になってきます。新築は運用利回りが低いといわれるのはこの新築プレミアム相当分の金額が重くのしかかっているためです。

    中古不動産は自由度が高い

    中古不動産は千差万別です。築数年の物件も中古ですし、築数十年、100年以上の物件も販売されています。不動産は私たちの想像以上の頻度で売ったり買ったりされています。特に人気のエリアでは、不動産情報サイトからあっというまに消えていく物件も珍しくありません。逆に人気のないエリアでは(新築が好まれるエリアなど)半年後にひょこっと昔みた物件が再登場するなど、売れない物件が残り続けることもあります。

    中古不動産を購入してリノベーションして新築そっくりにして販売する業者もいますし、最低限の改修を行って貸し出す不動産投資家もいます。さまざまな物件が多数存在するため自由度が高い投資が可能になる点が中古不動産の魅力です。

    自分の投資スタンスによって使い分けが重要

    例えば資金が100万円しかない上に、借り入れを起こしたくない人には新築投資は多分できません。DIYでなんとかしようにも資材・建材を購入するだけで数百万円の費用が発生する可能性が高いからです。できる人がいるとすれば建材を大量に在庫しているプロの建築屋さんが趣味で行うなど、本当に限られた人だけでしょう。

    でも物件購入を100万円で行う人はいるでしょう。

    100万円以下の物件の例

    物件の状態によって手入れが不要であれば、ハウスクリーニングを入れた後に、そのまま貸せるでしょうし、一部だけの手直しでよければ修繕費用を抑えることもできるでしょう。

    借り入れも含めれば1億円まで資金が用意できる、というキャッシュリッチな人や、税金でたくさん支払っているのがしゃくなので、節税したいというような目的に人もいるかもしれません。資金調達力がある人には、タワーマンション投資がおすすめです。制度変更で利用できなくなってしまう可能性もありますが、買い替え時に3000万円までの節税を受けることができる制度を活用して、住み替え長者になった人も数多くいます。

    また減価償却を大きくとれる中古のアパートや一棟ものマンションを購入して、減価償却期間を目安に買い替える人もいることでしょう。富裕層向けの節税に関しては、ノウハウのある税理士さんに相談することで、不動産投資を活用した手元資金の最大化を実現できると思います。

    このように不動産投資は目的ではなく手段です。自分の目的にあった手法を組み合わせて、人生を豊かにしていきましょう。

    投資と詐欺編集部
    投資と詐欺編集部
    「投資と詐欺」編集部です。かつては一部の富裕層や専門家だけが行う特別な活動だった投資ですが、今では一般の消費者にも未来の自分の生活を守るためにチャレンジしなくてはいけない必須科目になりました。「投資は自己責任」とよく言われるのですが、人を騙す詐欺事件は後を絶ちません。消費者が身を守りながら将来の生活に備えるための情報発信を行なっていきます。

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