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横山法律事務所の宣言の発表とその問題点についての説明

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横山法律事務所は、投資詐欺やSNS・マッチングアプリを通じたいわゆる「ロマンス詐欺」被害者の支援を専門としていましたが、2024年5月1日第一東京弁護士会から懲戒手続きの対象となり、公表される事態に至りました。この事務所と代表弁護士の横山晃崇に対する審査請求の理由は以下の通りです。

  1. 報酬分配の制限違反:
  • 横山法律事務所は、依頼者から受領した報酬の大部分を、弁護士ではない株式会社Aに支払っていました。これは弁護士職務基本規程に違反し、報酬を不正に分配した疑いがあります。
  1. 受任時の説明義務違反:
  • 依頼者と実際に会わずに事務員が対応していたとのことで、弁護士としての適切な説明義務が果たされていなかったとされています。これにより、クライアントは事案の見通しや費用について不十分な情報で判断を迫られていました。
  1. 事件処理の報告義務の怠慢:
  • 受任事件が多数に及ぶ中で、横山法律事務所は依頼者に対する進捗報告を適切に行っていなかったという指摘があります。これにより、依頼者は自分の事件の状況を適時に知る権利を侵害されていました。
  1. 誇大広告による誤解を招く情報の提供:
  • 事務所のウェブサイトに掲載された広告が、過大な期待を抱かせる内容であり、実際の返金実績と合致しない場合があったとされています。これにより、依頼者は誤解を受け、事務所を信頼して依頼することになりました。

弁護士が実際に問題解決に取り組むのではなく、弁護士資格を持たない第三者に業務を丸投げしていたということです。(あまりに相談件数が多かったためにパンクしてしまったかもしれませんね。。)

しかしこのように被害者が多数発生していることに付け込んで「解決してあげるので、費用が必要です」とすり寄ってくる「業界に詳しい人」による被害も発生しています。詐欺師グループの中で騙された人のリストが共有されているケースもあります。

きちんとした弁護士資格のある事務所に相談するようにしてください。また弁護士の先生と直接話せない、レスポンスが悪いなどの場合は、別の事務所にも相談するなども検討が必要かもしれません。

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