この記事でわかること
- 貸金業法・出資法に違反する闇金融の代表的手口と違法金利の規制値
- ソフ闇金・トロ金・収窓型など最新パターンと見分け方
- 返済不能となった場合の弁護士・警察への緊急対応手順
闇金融(やみきんゆう)とは、貸金業の登録を受けずに貸付を行う、または出資法に定める上限金利を大きく上回る超高金利で貸付ける違法業者の総称です。出資法の上限金利は年109.5%(オーバーすると刑事罰則)、利息制限法の上限は元本により15~20%ですが、闇金業者は「トイサン(10日に3割)」「トゴサン(10日に5割)」という高金利を請求し、返済不能者に対して脈迫・嫌がらせ・家族への取り立てを行うこともあります。関連して貸金業法や出資法もあわせて確認しておくと違法業者を見分けやすくなります。
目次
主な手口とパターン
- ソフ闇金型:「今すぐ借りられる」「ブラックでもOK」とチラシ・DM・スパムメールで勧誘する。勧誘文面では適法業者を装う。初期は少額を貸して信用させるケースもある
- トイサン型:10日ごとに3割の利息(年換算で約1095%)を請求する。元本を返せず利息だけを払い続ける状態に陥る
- 収窓型・不動産担保型:キャッシュカードのショッピング枠を現金化させる「クレジットカード現金化」、あるいは不動産を以てして貸し付ける型
- 収集型・脈迫型:返済できなくなると勤務先・家族・近隣に取り立て電話をかける、チラシをポストして人関係を壊すと脈す、住宅へ押し掛けるなど不法収集を行う
代表的な被害事例
- 「ブラックでもOK」とDMで誘われ10万円を借りたところ、10日後に13万円の返済を迫られ、合計で元本の3倍以上を支払う羽目になった30代会社員のケース
- 「貸金業登録番号」を記載していたが、確認したところ架空番号だった業者から貸し付けを受け、嫌がらせと脈迫を受けた50代自営業者のケース
- 返済せずと勤務先・家族へ「倊金を推る」「住所をビラに貼る」と勧告されたため、仕事を辞めずるを得なくなった事例
見分けるポイント・予防策
- ✅ 金融庁・財務局の貸金業者検索で登録番号・名称を確認。ヒットしない業者は闇金と見てよい
- ✅ 年率1500%とか10日で利息3割などは明らかに違法。上限を超える金利には法的に支払い義務がない
- ✅ 「ブラックでもOK」「今日中に振込」「免免提出不要」などの広告文句は闇金の定番サイン
- ✅ 他人名義や免許証画像を募られたら個人情報を加害者に渡さない
- ✅ 倒産・診断補助金を謳う「限者陸サイト」もは実質闇金の入り口
被害に遭ってしまったら
- 脈迫・不法収集を受けたらその場で110番。状況により記録も警察に提出する
- 計画的な返済不能・制限超金利については法テラス経由で弁護士へ相談。制限金利を超える利息は全額重され、過払金返還請求が可能になるケースもある
- 黒い集団が背後にいる場合もあるため、個人コンタクトを限り、弁護士に代理交渉を依頼するのが安全
- そろばん・個人再生・任意整理などのしんり手続きも検討し、返済不能のうちに生活を立て直す
相談・通報先
- 警察車両誠 10~:脈迫・不法収集の緊急対応
- 警察相談専用電話:#9110
- 金融庁 金融サービス利用者相談室:0570-016811
- 法テラス:0570-078374(多重債務・闇金被害の無料法律相談紹介)
- 日本財団ダイヤル・多重債務相談センター
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出資法とは?高利回り広告・SNS詐欺を見分ける法律の盾もあわせて確認しておくと、違法金利を見分けるポイントが明確になります。
多重債務・返済不能事態に陥ったときの全体手順は詐欺被害に遭ったら即座にすべき行動もご参照ください。
用語集
- トイサン(十日三割)
- 10日ごとに元本の30%を利息として請求する闇金特有の超高金利体系。年利換算で約1095%。
- ソフ闇金
- 適法業者を装い低姿勢で勧誘するが実態は無登録・違法金利の闇金融業者。
- 出資法上限金利
- 出資法が定める貸付金利の上限は年109.5%。超過すると刑事罰の対象となる。
- 収窓型(しゅうそうがた)
- 給与や年金の振込口座を担保として押さえ、入金と同時に回収する闇金の手口。
- 貸金業登録
- 貸金業法に基づき財務局または都道府県知事への登録が必要。無登録営業は犯罪。